うぇぶにっき-ことだま

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『7人の敵がいる』加納朋子

2013-05-30 16:48:35 | 読書感想
出版社で、残業、出張当たり前のキャリアウーマンである陽子が、仕事を続けながら、息子の陽介のために、PTAや自治会、子供会やスポ少の保護者会で奮闘するお話です。

日常を題材にしたミステリーを書いた『ななつのこ』『魔法飛行』の作者、どちらかといえば、ほんわかとしたイメージが強かったのだけど、「敵」というのが、穏やかじゃないなと思って買ってみた。

読んでみたら、ミステリー要素はほとんどなく、陽子のパワーに圧倒されるばかり。

でも、私もどちらかといえば、陽子寄り。
思ったまま発言して、意図していなかった敵を作るタイプで、後から考えたら正論で相手を捩じ伏せてしまっていたな、と思う。

うちには3歳の息子がいるから、小学校に入ったら陽子と同じ戦場に立つことになる。

その時、陽子のように敵を作ってなぎ倒していくことにならないよう反面教師にしよう。
ここまでの責任感、使命感は持てないわ…。


加納さんの小説読むなら、他の作品の方がいいと思うよ!