ある雨の日の電車に乗った時のこと。
運良く座席が空いていたので、座って本を読んでてん。右手で、膝の前に傘を立てて、膝の上に本を置いて。
前に立ったおじさんが、飲んで酔っているみたいで、連れのおじさんと話ているから、まだ寝ていないといった感じやった。
その前に立ったおじさん、凄く寄りかかってくる。
吊革もっているからから、全体量ではもちろんないんやけど、手に持っていた傘が、重たそうにしなった。
このままやったら傘が折れるかもと、そっと傘を持つ手を動かしたところ、急に軽くなった。
私から見て右側、その酔っているおじさんの左側に立っていた男の人が、おじさんのつきだされたお腹のあたりを押して、おじさんの体を起こしてくれた。
あれ?この人も連れの人なんかな?
と思っていたところ、
「迷惑されているみたいなので」
と、男の人がおじさんにいったので、全然関係ない人のようや。
酔っ払いのおじさんは、すぐに私の前から少しずれてくれた。
まぁ絡まれていたわけやないから、『ありがとうございます。』というのも、酔っ払いのおじさんに悪い気がして、でも、助かったのも事実やから何も言わへんのも、男の人に失礼やと思うし、もごもごと口をなんとか動かしていった言葉が「すみません」
もっと気の効いたこといえや、私!
まぁそんな感じで男の人の連絡先を聞くこともなく、本を読み続けました。
でも、ちょっとエルメスさんになった気分やった。
運良く座席が空いていたので、座って本を読んでてん。右手で、膝の前に傘を立てて、膝の上に本を置いて。
前に立ったおじさんが、飲んで酔っているみたいで、連れのおじさんと話ているから、まだ寝ていないといった感じやった。
その前に立ったおじさん、凄く寄りかかってくる。
吊革もっているからから、全体量ではもちろんないんやけど、手に持っていた傘が、重たそうにしなった。
このままやったら傘が折れるかもと、そっと傘を持つ手を動かしたところ、急に軽くなった。
私から見て右側、その酔っているおじさんの左側に立っていた男の人が、おじさんのつきだされたお腹のあたりを押して、おじさんの体を起こしてくれた。
あれ?この人も連れの人なんかな?
と思っていたところ、
「迷惑されているみたいなので」
と、男の人がおじさんにいったので、全然関係ない人のようや。
酔っ払いのおじさんは、すぐに私の前から少しずれてくれた。
まぁ絡まれていたわけやないから、『ありがとうございます。』というのも、酔っ払いのおじさんに悪い気がして、でも、助かったのも事実やから何も言わへんのも、男の人に失礼やと思うし、もごもごと口をなんとか動かしていった言葉が「すみません」
もっと気の効いたこといえや、私!
まぁそんな感じで男の人の連絡先を聞くこともなく、本を読み続けました。
でも、ちょっとエルメスさんになった気分やった。