立山モアイの多趣味ブログ

以前から色々な趣味があります。天文、釣り、園芸、DIY、その取り組みを紹介します。

金星の拡大写真~半月状の金星

2009年01月27日 14時50分47秒 | 天文
2009年1月20日撮影

最近夕暮れの西空には巨光を放っている金星がめだちます。その明るさはすさまじく、望遠鏡で見ると目がくらみそうです!そんな明るい惑星の金星を望遠鏡で拡大撮影してみました。普通、カメラで天体を狙うときは望遠鏡とカメラをガッシリと連結固定して万全の体制で撮影するものですけど、今回は対象が十二分にあかるいということで『カメラを手で持って』そのままで撮影しました。無謀な手持ち撮影ですが、光軸中心を外れた金星を斜め方向から覗き込むように追跡撮影できたので案外便利でした。

──撮影データ
2009年1月20日 18時28分 撮影
撮影地:富山県高岡市
PORTA経緯台による固定撮影
ケンコーSE120S屈折望遠鏡(f600mm・D120mm)
FINEPIX-S8100fdデジタルカメラ(f84mm・F4.5で使用)
手持ちコリメート法で撮影(アイピースPL25mm・拡大率24倍)
合成f2016mm・合成F16.8
MF、手動露出(1/320)
GIMP2で処理(モーションぼかしフィルタ使用)

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いて座シグマ星の食~星食(せいしょく)

2009年01月27日 13時54分09秒 | 天文
2002年9月15日撮影

広く知られた現象である日食は、月が太陽を隠す現象です。月による天文現象には日食のほかには惑星食(金星食・木星食など)、そして恒星食があります。いずれの現象も、天球を移動して行く月の途上に他の天体がある場合に、見かけ上、月と天体が重なりまるで月がそれらの天体を食べてしまうように、他の天体が消えて見えなくなってしまう現象で、総じて星食と呼ばれます。
今回の写真は射手座シグマ星(σSgr)の食(恒星食)の様子です。画面左に写っている大きな月がシグマ星を隠し、その後、再び月縁からシグマ星が現れた場面を撮りました。今回の主役・いて座シグマ星は、画面右下の隅のあたりに写っている小さな光点です。月に対してあまりにも小さなイメージで;よくよく目を凝らさないと判りません。しかしながら、この現象は星食としてはかなり明るいほうで、観測はしやすかったです。

──撮影データ
2002年9月15日 19時ごろ
撮影地:沖縄県大宜味村
ビクセンGP赤道儀・ノータッチガイド
ビクセン ガイドスコープ60M(f=700mm F11)
直焦点(改造Tリング使用)
WAT-N100(設定感度:30%レベル)
VTRをパソコンに直接取り込み(カラー画モード)
良好な1枚の画像を選び、フォトショップ5.0.2で処理
RGBモードに切り替え、取込ノイズが強く入った青画像(B画像)のみを破棄
その後モノクロに画像モードを切替、USMフィルタをかけ、JPGとして出力
※ブログ掲載用にGIMP2で再加工
コメント:沖縄は好天に恵まれたので観測。準備に手間取り、出現時刻をかなり過ぎての撮影になってしまいましたのが残念、なんとか絵になった;

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