サロン中央アジア

中央アジアの自然と人々

中央アジア水質専門家の来学

2008-11-25 23:37:28 | 中央アジア日誌
18日に京都学園大学バイオ環境学部を「中央アジア水質モニタリング研修団」が訪問された。 政府開発援助による研修員受け入れ事業としして、水質分析技術の研修に来日中の中央アジア4ヶ国(カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン、タジキスタン)の水質調査専門家9名が来学した。私が「中央アジアの飲料水水質」について講演し、世界でもっとも塩分濃度が高い水をカザフスタンのアラル海流域の住民が飲んでいると指摘し、関係国の水質専門家の役割の重要性を議論した。彼らは自国の水についての一般的情報をほとんど知らない様子で、アラル海問題の原因と現状についても同じだあった。たぶんこれが現実だろうと思う。分析した結果を中央に送るだけで自ら解析してこなかったソ連邦時代の仕事ぶりは今でも改まっていないのだろう。 . . . 本文を読む