サロン中央アジア

中央アジアの自然と人々

若者2人がアラルに旅立つ

2008-09-23 23:06:16 | 中央アジア日誌
何人かの知り合いから、ブログご無沙汰を案じて、夏ばてでもしているのではとお見舞いをもらう羽目になった。確かに、今夏の酷暑でくたばっている感はぬぐえないが、毎日を元気にたのしく過ごしているのでご安心のほどを。アラル海問題に関心を持った二人の大学生が今朝、関空からソウル経由でアルマティに出発した。今頃は西に向かう飛行機の中であろう。アルマティには小生の知人が出迎え、我がアパートに宿泊する。その後は列車でアラル海北部の都市アラリスクに向かう。どんな印象や問題点を持って帰って来るか楽しみである。帰国は10日ほどあとの予定。 . . . 本文を読む

水俣病はまだ終わっていない

2008-09-13 23:48:56 | 中央アジア日誌
もう何日、このブログをさばってしまっただろうかと反省はするものの、夏の疲れと出張と学期始めが重なって再開が今夜になってしまった。9月4日から7日まで水俣市で、琵琶湖市民大学と熊本学園大学との合宿があり、水俣病の現状を再認識する機会にめぐまれた。不知火湾沿岸を歩き、原田正純先生の話を聞き、患者さんに合い、新たに発生する、表面化する水俣病の今を知ることができた。カザフスタンでも、ヌラ川に水銀汚染地区があり、日本から汚染除去の基礎調査をやるために技術者や研究者が数度にわたって派遣されている。水俣と同じようにアルデヒドの製造工程が発生源のようである。詳しくは知らないので、いつか聞かせてもらいたいと思っている。日本と違って人的被害が出なかったようであるが、カザフの水がアルカリ性であり、水に金属元素が溶解しにくく、生物への濃縮が低かったからだろうか。夏も終わり、アラル海植林事業の季節が近づいてきた。そろそろ準備をしなければと思う。来週から京都の若者2人がアラルに出かける。帰国報告が楽しみである。最近カザフに出かけた方があったらぜひ連絡をください。情報交換しましょう。 . . . 本文を読む