サロン中央アジア

中央アジアの自然と人々

春が近いアルマティで

2011-03-31 12:38:23 | 中央アジア日誌
3月29日の深夜にアルマティ空港に到着した。なんと1年ぶりの訪問である。1989年以来、この国とアラル海に通い詰めていたのに、1年も間をあけたのは初めてのことである。4月1日から、今回は列車でノボカザリンスクを経由して、シルダリア河口の村・カラテレンに行く。植林の時期で、アルマティにある植物学研究所の研究者と一緒に、現地で植林とこの数年間に植えたサクサウールの成育状況の調査である。日本の仲間からは、日本脱出かと少々嫌みも言われたが、この時期ははずせない。こちらでも東北大震災はよく知られており、津波もさることながら、福島原発は連日報道されている。こちらに到着するなり、山の別荘が空いているから、早く引っ越ししてこいと言われた。もはや日本は住めるところではないと思われている。数百キロにもわたって街が壊滅したのだから、原発が4基も爆発したのだから、小さな島国の日本は国中が壊滅したと思われているのだろう。  当地は暖かい。写真は我がアパートの窓の外である。京都よりはすこし遅めの季節の進み具合かと思う。滞在10日間でどれほど季節が進むか楽しみである。室内は京都の寒さがなく、下着のシャツ1枚である。各部屋のスチームが修繕し終わったので、暑すぎるほどで、出発時にはセーターとダウンを室内でも着ていた京都は厳寒の地である。4月11日には植林について報告できると思う。 . . . 本文を読む