サロン中央アジア

中央アジアの自然と人々

霧のアルマティに到着

2007-10-31 13:44:07 | 中央アジア日誌
関空からインチョンを経由してアルマティに到着した。深い霧の中で、何度か着陸を試みたあとに無事に着陸した。この時期から春まではアルマティの夜は深い霧に包まれることが多く、時として着陸許可が下りずに、北方のアスタナに一時避難して戻ってくることもある。なんどかその憂き目にあった。今回はラッキーである。ほとんど韓国人の乗客の中に、数人の日本人がいた。九州大学の先生がアスタナに行くとのことである。荷物の取り出しに手間取ったが、迎えの運転手とアパートに向かう。アルマティ市内の霧はそれほどでもなく、0時にはあったかいコーヒーを飲んでくつろぐ。明日昼にはアラルへ向かうので、この日誌の続きは6日以降となる。 . . . 本文を読む

海に沈みつつあるツバルと干上がるアラル

2007-10-29 00:27:55 | 中央アジア日誌
忙しさにかまけて日誌が更新できなかった。明後日からアラル海に出かける。ほんの9日間でアラルまで往復してくるという無謀なというよりももったいない旅である。アラル海旧湖底での植林に立ち会うためである。忙しさのひとつに、27日に京都学園大学バイオ環境学部で開催したツバルの講演会があった。地球温暖化による海面上昇によって国土が水面下に沈みつつあるツバル国のフナフチ環礁島役場天然資源・海洋局長アピネル・ティリ氏を招いてお話を聞いた。350人ほどの聴衆が聞き入った。アラル海は水位低下で消滅しつつあり、ツバルは国土が沈みつつある。人類の愚かさを再度かみしめつつアラルへ行こうと思う。 . . . 本文を読む

イリプロジェクトセミナーに参加して

2007-10-21 23:46:19 | 中央アジア日誌
アラル海植林に出発までまだ10日ほどある。なんども出かけているので、東京出張よりも気楽である。とくに、このブログで紹介したアパートを構えてからは、もう一つの自宅に帰るような気分で出かけるので、ついつい準備が遅れ、出発直前に慌てることになる。昨日は総合地球環境研究所のセミナーに参加してきた。数あるプロジェクトの一つである「民族/国家の交錯と生業変化を軸とした環境史の解明-中央ユーラシア半乾燥域の変遷」(通称イリプロジェクトと呼ぶようである)というむずかしいテーマを掲げている。カザフスタンと中国にまたがる地域の研究チームなので大いに関心がある。 . . . 本文を読む

秋のアルマティへ

2007-10-14 22:10:46 | 中央アジア日誌
10月30日から1週間だけカザフに出かける。干上がったアラル海の旧湖底沙漠での植林の実施のためのカザフ行きである。出発までの2週間の間に、「アラルの森プロジェクト」の今年の計画を書いてみるつもりです。その前に、この季節のアルマティの風景を。 . . . 本文を読む

10月25日(木)はサロン・中央アジア開催

2007-10-10 23:49:46 | 中央アジア日誌
夏がようやく終わったようである。乾燥した空気を通して見上げる青空はカザフの沙漠の上に広がる空のようである。数個の雲が青空に浮かんでいる様を観ると無性にカザフに出かけたくなる。こんなカザフ空は5月と10月に2,3度ある。空に引きつけられたのではないが30日からアラル海に出かける。植林の実施である。その前に、10月25日(木)午後6時半から10月のサロンを開催する。誰が参加してくれるか楽しみである。どんな話題がでるのかも。このブログを読んでくれた貴方の参加を待ってます。 . . . 本文を読む

ゴロ寝も楽しい

2007-10-08 00:18:49 | 中央アジア日誌
何回にわたって我がアルマティのアパートを紹介してきた。そろそろ別の話題に移ろうと思う。また今月の終わりから10日ほどアルマティとアラル海に行く予定である。慌ただしい旅程であるが、このアパートがあるから自宅に帰るような気分で出かけられる。そして、何人かとゴロ寝で滞在する。そのゴロ寝で思い出したことがある。写真は男性用寝室の風景である。 . . . 本文を読む

居間と調度品

2007-10-01 23:57:16 | 中央アジア日誌
玄関を入って台所奥の最初の部屋(居間)を紹介しよう。ソファとちゃぶ台と勉強机がある。その外側(写真奥)には扉を開ければバルコン(ベランダ)がある。1畳半ほどの広さで、洗濯もの干し場となっている。きびしい冬があるから、多くの家庭ではこのバルコンがジャガイモやタマネギの貯蔵場所に使われている。 . . . 本文を読む