サンルーフが錆びて交換することになったドミンゴ4号機。
開閉もかなり困難になっていました。
古い車なので部品の入手は徐々に困難になってきてはいますが、新しいサンルーフ、周囲のゴムが手に入りました。
しかし内張りだけは入らないとの事なので、最初は古い内張りの移植を予定していたのですが、結局うまく剥がれず、新しい物を自分で作ることにしました。
![F1000376 F1000376](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/f3/529d5c285add2a5f9049de7042c7895b.jpg)
サンゲツ椅子張りの見本です。このページは自動車用内装材難燃性試験合格品とのことで、自動車の内装用にも適した材料が出ています。この中から今までの内張りに似た色を探します。
120cm幅の材料が入荷しました。少々無駄が出ます。
写真ではかなり色が違って見えますが、実際はずっと似ています。
元の内張りに合わせて…
切り出しました。
椅子張り材だけでは断熱、防音効果が不足なので断熱材を同じように切り出しました。風呂のアルミ断熱シートです。
5mm程度の厚さの物が見つかりました。触ってみたとき温かく感じて、これだ!と思って買ってきました。
接着剤をつけて張り合わせます。床のシート張り用の接着剤を使ってみました。
と、ここで問題発生!接着剤をつけたら椅子張り材が5mm縮んでしまいました!これはうかつでした。そして椅子張り材の裏面とアルミシートの表面の接着がうまくいかないことも判明。アルミシートの裏もどこまで接着剤との相性がいいか微妙です。
それでも一度接着剤をつけて乾かしてからプライマーと言う接着剤の補助材を両面に塗ってようやっと接着できました。
念のため材料のスペアを取っておいたのは正解でした。
使い慣れていない材料は癖がつかめていないのでこんなミスが起こります。
今回は周囲のカットを後回しにしました。
苦労して仕上げた内張り。
右が元の内張り。左が新しく自分で作った内張り。
元の物より重量はあります。それだけに断熱、防音効果はある程度自信があります。
接着剤をつけて張り込みました。
屋根に納めました。見た感じの違和感はほとんど感じません。
昔の電車の窓に付いていたような鍵金具を取り付けます。
開閉も良好!
運転席に座った状態でも開閉できました。とても軽いです。
しばらく使って十分な断熱、遮音効果があるか、年数と共に剥がれてきたりしないかなどチェックしていきたいと思います。