Johnnyダイアリー

大好きなジョニー・デップのことや、映画の感想、日常の出来事を書きつづっています。

再会の街で

2008年02月06日 | 映画鑑賞


再会の街で

監督:マイク・バインダー

【チャーリー・ファインマン】アダム・サンドラー
【アラン・ジョンソン】ドン・チードル

あらすじ
 アランは、ニューヨークで暮らす歯科医師。ある時、ニューヨークの街角で、大学時代ルームメイトだったチャーリーを見かけ声をかけるのだが、彼はアランのことなど覚えていないという。ボサボサ頭で昔の面影はないけれど、間違いなく彼はチャーリー。チャーリーは、9.11の飛行機事故で妻と3人の娘を一度に失い、心に深い傷を負っていたのだ。ぎこちない再会ではあったものの、アランとチャーリーは再会を機に会う機会が増え楽しい時間を過ごすのだか、会話が家族のことになるとチャーリーは手もつけられないほど暴れる有様。これではいけないと思ったアランは精神科医のセラピーを受けるようチャーリーに勧めるのだが・・・。

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なつかしい親友に再会した時、彼は深く傷ついていた。

過去の話などする人間を特に嫌い、一人っきりで生活をする親友。

誰にも捕まらないように、外にでる時はスクーターに乗り、

誰の声も聞こえないように、ヘッドフォンの音楽で外界を遮断し、

家にいるときは、現実逃避のようにテレビゲームに没頭している。

 

あの9.11の事件で、いや、あの事件ではなくとも

家族を一度に失った悲しみに打ちひしがれている友達に出会ったとき

自分には何をしてあげられるのだろうか。

チャーリーは悲しみのあまり、過去を思い出さないことで

何とか生活をしていたのだ。

それほどまでに傷ついている親友を助けてあげたいと思った時

自分には何ができるのだろうか。

とっても深く、重く、考えさせられるテーマだ。

 

家族を一度に失うなんて、「悲しい」なんて言葉では

きっと言い尽くせないほどだろう。

自分の過去を根掘り葉掘り聞く人間を敵と見なし

家族なんていなかったんだ―と、そう思いこもうとさえしている

そんなチャーリーをみていると、胸がえぐられる様に辛かった。

 

もし自分がアランの立場だったら、チャーリーに何がしてあげられるだろう。

そう自分に聞いたとき、何も答えが出てこなかったのが情けなかった。

何を言っても、何の慰めにもならないような気がして

結局答えなど出なかった。

そんな自分が、すごく情けなかった。

 

物語の後半、やがてポツリポツリとチャーリーはアランに話しだす。

あの日。あの9月11日に何があったのかを。

それはあまりにも残酷すぎる、突然の家族全員との別れの日の話だった。

このシーンで、泣いていた人もかなりいたように思う。

現実に、突然家族との別れを経験した人はいっぱいいるんだろうなと思ったら

切ない気持ちでいっぱいになった。

 

けれど、チャーリーはアランという親友と再会できて

きっと、少しは救われたのだと思いたい。

「やぁ、チャーリー。」

そう呼びかけてくれる人がいるだけで、自分は一人ではないと思えるはずだ。

どうか、同じような悲しい別れを経験した人に、

せめてアランのような親友がそばでよりそってくれていますように・・・。

そう願いたくなるような作品だった。


07年、ジョニー・デップの一番お気に入りの映画は?

2008年02月05日 | ジョニーニュース

潜水服は蝶の夢を見る

 現在公開中の「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされているジョニー・デップが、ロサンゼルスタイムズ紙のインタビューに答えた中で、07年のベスト映画として、アカデミー賞監督賞など4部門にノミネートされている「潜水服は蝶の夢を見る」(ジュリアン・シュナーベル監督)を挙げた。

デップはインタビューで、「この映画は最初の30分間、主人公の姿がスクリーンに映らないという、とても挑戦的なアプローチをしている。また、動くことができない主人公の、左目だけの視点で描かれるから、画面はフレームや視点が固定されない中で、(話し相手の)女性のあごや首を映しているが、それはとても想像力に富んでいて、いまだかつてない表現方法だ。ジュリアンがとても優れた才能の持ち主だということは知っていたけど、ここまでのことが出来るとは思わなかったよ」と絶賛している。

デップはシュナーベル監督の前作「夜になるまえに」に出演しており、「潜水服は蝶の夢を見る」でも、主人公ジャン=ドミニク・ボビーを演じる予定だったが、「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の撮影スケジュールとの兼ね合いで降板したといわれている。

「潜水服は蝶の夢を見る」は、有名ファッション誌エルの仏版編集長だったジャン=ドミニク・ボビーが突然、脳梗塞に倒れ、左目のまぶた以外が動かなくなってしまった中、瞬きだけで言葉を伝え、自伝を記したという実話の映画化。アカデミー賞では監督賞ほか、脚色賞、撮影賞、編集賞の4部門にノミネートされており、日本では今週末2月9日より公開される。

「潜水服は蝶の夢を見る」オフィシャルサイト

■情報コチラ■

ジョニーも絶賛のこの映画、とっても見応えがありそうですね!!

最初の30分間、主人公がスクリーンに映らないなんて

確かにあまりない作り方ですよね。

日本でも、2月9日より公開のようですね。

観に行ってみようかなぁ~。