クライベイビーの一粒の涙の訳
クライ・ベイビー
1990年製作
原題:Cry-Baby
監督:ジョン・ウォーターズ
【クライ・ベイビー】ジョニー・デップ
【アリスン】エイミー・ロケイン
【ベルおじさん】イギー・ポップ
あらすじ
1950年代のアメリカ・ボルティモア。とある高校の不良グループのリーダー、クライベイビーとお金持ちグループのお嬢様アリスンが恋に落ちた。ところがコレに怒ったのが、同じお金持ちグループのアリスンのボーイフレンド、ボールドウィン。
アリスンを取り返そうと、クライベイビーのグループに喧嘩をけしかけたことから騒動が起きる。あらぬ疑いをかけられ、クライベイビーは少年院へ入れられてしまう。
クライベイビーとアリスンの恋の行方は―。
クライベイビーの一粒の涙の訳とは―。
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軽いノリで観ることの出来る、ミュージカル風青春ラブコメディというところでしょうか。
ジョニー・デップは当時27歳。
リーゼントをビシッと決め、革ジャンを着て、バイクに乗り、車に乗り、歌をうたい
(吹き替えのようですが)ダンスまで披露しちゃう。
どこまでもジョニーはカッコいい。
しかもあの魅惑的な瞳から、涙がポロッと流れるのだからファンにはたまらない。
ジョニーの若さとカッコよさがエネルギッシュに溢れている映画だと思う。
ジョニーはこの映画で、イメージチェンジを図ろうとしていた。
これまでに出演していたTVドラマ「21JumpStreet」で、ジョニーはアイドルとなっていたが、彼はそこから脱皮したかったのだ。TVドラマ降板後、出演したのがこの映画なのだ。
『俺はアイドルにはならない。』
そんな思いと、TVドラマでのストレスを発散させるかのように、ジョニーはこの映画で暴れまくっていて、それが「クライ・ベイビー」のエネルギッシュな魅力につながっているのではないかと思った。
冒頭の涙を流すシーンがとても印象的なこの映画だけど、
私が好きなのは監獄でのダンスシーン。一番エネルギッシュなシーンだ。
囚人服をあれだけカッコよく着こなせるのもジョニーだけでしょ(笑)
この映画で着ていた革ジャンは今でもジョニーのコレクションらしい。
一度見てみたいものだ。