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【ロバート・アンジャー】ヒュー・ジャックマン
【アルフレッド・ボーデン】クリスチャン・ベール
【オリヴィア】スカーレット・ヨハンソン
あらすじ
アンジャーとボーデンは、ともに良きライバルと認めあうマジシャン。ところがある日、アンジャーの妻が、マジックの最中に事故死したことから運命が狂う。アンジャーは妻の死は、ボーデンのせいだと復讐心を募らせ、執拗に付け狙う。やがてそんなアンジャーに、ボーデンもいつしか憎悪を募らせ、二人の壮絶な闘いが始まってしまうのだった。
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「マジシャン同士の壮絶な争い」
「作品そのものがトリック」
「ラストは絶対、誰にも話してはならない」
こんな、謳い文句に誘われて、「プレステージ」を観て来ました。
私が特に惹かれたのが、「作品そのものがトリック」のうたい文句。
いったいどんなトリックが作品に隠されているというのか・・・とってもワクワク♪
もう、「だまして。だまして~。」と思いながら(笑)映画を観て・・・
見事にだまされました(爆)
というか、トリックは全然思いもしないもので、「ほぉ~」と
思わず感嘆のため息をもらしてしまいました。
ヒュー・ジャックマンの映画を観るのは「ニューヨークの恋人」以来。
あんな紳士なヒュー・ジャックマンを観られるのかなと思っていたのだけど
いい意味で裏切られました(笑)
今回のヒューは、復讐心の塊です。
話の流れはチョットだけ、分かりづらかったけど、
作品に没頭し、登場人物のセリフを注意深く聞いていれば大丈夫・・・かな。
すべてのセリフに意味があります。
そして、ラストにその意味がすべて繋がってきます。
いや~しかし、この二人のマジシャンの争いは尋常じゃありません。
やられたらやり返す。
盗まれたら盗み返す。ものすごいです。。。
そしてこの二人にとって、何よりも許せないのは
相手のトリックを見破れないこと。
「あいつに出来てなぜ俺に出来ない!?俺にも出来るはず!!」
そんな執念が、やってはいけない領域まで踏み入り
相手をトコトン潰そうとする。
しかし「絶対にやってはいけないこと」までやったとき、
二人の勝敗の行方は、だんだんと形を見せてきたのかもしれない。
「絶対にやってはいけないこと」
それは、人の気持ちを利用すること。
それはマジシャンであっても、
そうでなくても絶対にやってはいけないことなのだから。