Johnnyダイアリー

大好きなジョニー・デップのことや、映画の感想、日常の出来事を書きつづっています。

ジョニー映画を振りかえろう⑥ ~ドンファン

2006年05月26日 | ジョニー映画を振りかえろう

 

やさしい愛の貴公子


ドンファン
1995年製作
原題:DON JUAN DEMARCO
製作:フランシス・F・コッポラ
監督・脚本:ジェレミー・レヴィン

【ジャック・ミックラー】マーロン・ブランド
【ドンファン・デマルコ】ジョニー・デップ
【マリリン・ミックラー】フェイ・ダナウェイ
【ドンナ・アナ】ジェラルディン・ぺラス

あらすじ
現代のニューヨークに、自らをドンファンと名乗る自殺願望の青年が現れた。失恋したので自殺したいと言うのだ。彼は仮面をつけマントをまとい剣までたずさえていて、あきらかに現代にそぐわないおかしな格好。虚言癖があると疑われたドンファンは精神病院へ入れられてしまう。彼は病院で精神科の医師ジャック・ミックラーのカウンセリングを受けることになるのが・・・。果たして彼は本当にドンファンなのか―?

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あくまでも自分をドンファンだと名乗る青年。
そんなおかしな青年にどこか興味を持ち
カウンセリングをすることになった医師ジャック。

ドンファンは自らの生い立ちと愛の遍歴を話し始めるのだが、
1502人の女性との愛の物語に、ジャックは次第にのめり込むようになっていく。

無理もない。ドンファンの語る愛の物語はあまりに魅力的で甘美。
ジャックと共に、観ている側もいつしかのめりこんでいるのだ。

退職するまでの10日間、ジャックはドンファンの話を聞くことになるのだが、
ドンファンの話しに感化されていったジャックは、
馴れ合いになっていた妻マリリンとの関係がすこしづつ良くなっていく。

詰まっていた愛の血管を、ドンファンは優しく解きほぐしてくれるのだ。

そう、ドンファンをカウンセリングしているはずだったのに、
いつしか変わり始めていたのはジャックのほうだったのだ。


ドンファンはジョニーの魅力がたっぷり詰まった映画と言えるだろう。
ドンファンを演じるジョニー・デップは、あまりにも魅力的でセクシー。

普通だったらくさすぎるセリフも、身のこなしも、とても自然で美しい。

マントをひるがえすしぐさ、女性に触れる指先、見つめる瞳
愛を語る声、なにをとっても虜にされてしまう。
あまりにセクシーすぎて、相手の女性にヤキモチを焼くことすら忘れてしまうほど(笑)

この映画の主題歌「リアリー・ラブド・ア・ウーマン」もスゴクいい。
この曲とともにストーリーは、ますます魅力を増していくのだ。

ジョニーにこの映画の話が来たとき、
「マーロン・ブランドが出てくれるならやるよ。」と言ったらしい。

かくして、マーロン・ブランドはOKしてくれたのだが
初対面の日、ジョニーは憧れのマーロン・ブランドを前にガチガチに緊張したという。

わたしも、マーロン・ブランドに感謝したい。
こんな素敵なジョニーをこの映画で観ることができるのだから。

ところで。
彼は、本当にドンファンだったのでしょうか。

私は彼がドンファンだと信じている。

問題は、
「何が真実か?」ではなく、
「何が大切か?」なのだ。

正解は、この映画の中に描かれている。

だけどこの映画を観ると、ある厄介な病気にかかる恐れがある。
ご了承の上、覚悟してご鑑賞ください(笑)