先日、「ブロークバック・マウンテン」を観てきました。
何となく観たいなとは思っていたものの、ズルズルと・・・・。
気がつけば私の住む神奈川県で上映している劇場は一箇所だけ。
あわてて、行ってきました。
・・・・もっと、早く観にいけばよかった。
そうすればもう一度ぐらい観に行けたかも知れないのに。
神奈川県で上映している劇場も、今日が最後の上映日です(涙)
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イニスとジャックの究極の愛
ブロークバック・マウンテン
2006年日本公開
原題:BROKEBACK MOUNTAIN
監督:アン・リー
【イニス・デルマー】ヒース・レジャー
【ジャック・ツイスト】ジェイク・ギレンホール
【ラリーン・ニューサム】アン・ハサウェイ
【アルマ・デルマー】ミシェル・ウィリアムズ
あらすじ
1963年、アメリカ・ワイオミング。二人の青年、イニスとジャックはブロークバック・マウンテンの牧場で羊の放牧と管理の仕事をすることになった。二人だけで山にこもることになった二人は、お互いのことを知るうちに厚い友情が芽生えるように。しかしそれは本当に友情だったのか―?ある寒い夜テントの中で二人は関係を持つ。
二人の関係はそれ以来続き、牧場での仕事が終る晩夏とともに二人は別れた。
その後二人はそれぞれ結婚し、家庭を築き一見平穏に暮らしていた。
二人の別れから4年後。「これから会いに行く」ジャックから一通の手紙がイニスの元に届く。喜びを隠しきれないイニスだったが―。
いやー。本当に本当にモット早く観に行くべきだったと思いました!
ある寒い夜、ジャックがイニスの手を自分に引き寄せた・・・、ケドごくごく自然な流れでジャック自身も無意識だったんだと思う。そしてあの瞬間、二人は、二人の間に芽生えている本当の感情を理解した。驚いたものの、もはや止めることは出来なかったのだろう。
一度は別れた二人。
けれどジャックからの1枚の絵葉書がきっかけで時々会うようになった。
切ないほど、会うことを求めあう二人。
男同士とかそういうことを超越した感情を感じることが出来る。
そもそも、人を好きになるのってその人の心を好きになること。
つまりはその人自身を好きになるということ。
だとしたら、同性同士ってこともありえるんだな・・・
といままで思ったことが無いことを思った。
今の世の中、同性同士って変な目で見られる事が多い。
だから、二人の感情がより切なく思えてくる。
想像することが出来なかったラスト。
エンドロールが始まっても誰も席を立つことが出来ない映画でした。
そして、エンドロールとともにながれる曲がさらに切なく胸にツンと突き刺さりました。
スイスを思わせる綺麗な山。
ブロークバック・マウンテンだけが、二人の汚れなき場所。
ブロークバック・マウンテンだけが、二人の純粋な感情を知っている。