「モーケン子供銀行」
Matichon 2005/3/17
国内・海外のマスコミが被災地を慰問し、津波によって関心が寄せられるようになっ
たモーケン(海の民)のことを社会に伝達している。モーケンの村では、子供たちが
「モーケン銀行」を設立した。津波後に自分達でがんばっているモーケンの子供につ
いて、広く社会に伝えようと思う。
パンガー県タクアパ郡タップタワン村のモーケンの15歳の男の子は、以下のように
話した。「僕はバティック布生産グループのメンバーで、もう数枚の布を作りまし
た。津波や魚、鳥、花、漁船、山々などの模様があります。モーケンの子供たちのこ
とに関心を持った人が来てくれるようになってうれしいです。モーケンは、一般の人
たちが僕達を汚くて、付き合うべき人たちじゃないと思っていることを知ってます。
だから誰も援助してくれないし、モーケンの商品を買ってもくれないんじゃないかと
心配でした。でも友達が作り方を教えてくれてから、大勢の人たちが支援をしてくれ
るんだとわかって、うれしかったし、仕事を続けていくことに確信が持てました。そ
れに一緒に仕事をしたい人もどんどん増えて、僕はグループの売上の300Bahtの一部
をもらってお菓子を買いにいったよ。」
「メンバーは2通りいて、常勤のものと、時々もしくは土日のみ参加するメンバーと
がいる。全員は、生産の成果に基づいて報奨金を受け取っている。僕達はバティック
布を売ろうなんて今まで考えたこともなかったけど、今ではみんなこぞって作ってい
るよ。最近では200枚のバティック布を注文してくれる人がいて、もし全部つくれた
ら、2万Bahtのお金が得られます。子供みんな笑顔になっちゃって楽しいし、幸せで
す。モーケンの子供を支援しようとしくれる人に感謝しています。」
「グループで銀行、もしくは貯蓄グループを作って、僕はその一員に志願しました。
メンバーに、得たお金から1日10Baht,1月に300Bahtを出してもらうようにして、将来
的な教育資金として貯蓄します。僕は自分の仕事から収入を得ていることに誇りも
持っています。」
同じメンバーの20歳の男性は以下のように話した。「今までにグループは、5万
Bahtの収益を得ていて、今取り組んでいる200枚のバティック布が完成すれば2万Baht
がもらえるから、合計で7万Bahtになります。200枚の注文が入ったときなんて友達み
んなでうれしくて笑みがこぼれました。一般の人たちはモーケンが汚いと思っている
から、バティックが売れるなんて思いませんでした。でも援助をしてくれる人が大勢
いて、そんな不安は消えました。」
「僕達はみんなで話し合いの場を設けてグループについて話しあいました。もし収益
の管理をしっかりしないと、お金は全部なくなっちゃうし、そしたらグループも成長
しないで、しまいには駄目になってしまう。でもみんなそんな風になりたくないと
思っているし、グループをしっかりと成長させたいと思っています。将来のことまで
考えて、僕達は銀行、もしくは貯蓄グループを設立して、月に売上から300Bahtを貯
蓄することにしました。今はグループの貯蓄額を増やしているけど、もし誰かに貸し
出しするときには、みんなで集まって規則作りをします。」
「僕達は、他の仕事に関しても話し合いをしています。将来的には、モーケン文化様
式のレストランや喫茶店を開きたいと考えています。女性のメンバーは料理がみんな
上手ですし、僕達の作る料理は、バティックや木製人形などと同じように認められる
だろうと考えています。」
Matichon 2005/3/17
国内・海外のマスコミが被災地を慰問し、津波によって関心が寄せられるようになっ
たモーケン(海の民)のことを社会に伝達している。モーケンの村では、子供たちが
「モーケン銀行」を設立した。津波後に自分達でがんばっているモーケンの子供につ
いて、広く社会に伝えようと思う。
パンガー県タクアパ郡タップタワン村のモーケンの15歳の男の子は、以下のように
話した。「僕はバティック布生産グループのメンバーで、もう数枚の布を作りまし
た。津波や魚、鳥、花、漁船、山々などの模様があります。モーケンの子供たちのこ
とに関心を持った人が来てくれるようになってうれしいです。モーケンは、一般の人
たちが僕達を汚くて、付き合うべき人たちじゃないと思っていることを知ってます。
だから誰も援助してくれないし、モーケンの商品を買ってもくれないんじゃないかと
心配でした。でも友達が作り方を教えてくれてから、大勢の人たちが支援をしてくれ
るんだとわかって、うれしかったし、仕事を続けていくことに確信が持てました。そ
れに一緒に仕事をしたい人もどんどん増えて、僕はグループの売上の300Bahtの一部
をもらってお菓子を買いにいったよ。」
「メンバーは2通りいて、常勤のものと、時々もしくは土日のみ参加するメンバーと
がいる。全員は、生産の成果に基づいて報奨金を受け取っている。僕達はバティック
布を売ろうなんて今まで考えたこともなかったけど、今ではみんなこぞって作ってい
るよ。最近では200枚のバティック布を注文してくれる人がいて、もし全部つくれた
ら、2万Bahtのお金が得られます。子供みんな笑顔になっちゃって楽しいし、幸せで
す。モーケンの子供を支援しようとしくれる人に感謝しています。」
「グループで銀行、もしくは貯蓄グループを作って、僕はその一員に志願しました。
メンバーに、得たお金から1日10Baht,1月に300Bahtを出してもらうようにして、将来
的な教育資金として貯蓄します。僕は自分の仕事から収入を得ていることに誇りも
持っています。」
同じメンバーの20歳の男性は以下のように話した。「今までにグループは、5万
Bahtの収益を得ていて、今取り組んでいる200枚のバティック布が完成すれば2万Baht
がもらえるから、合計で7万Bahtになります。200枚の注文が入ったときなんて友達み
んなでうれしくて笑みがこぼれました。一般の人たちはモーケンが汚いと思っている
から、バティックが売れるなんて思いませんでした。でも援助をしてくれる人が大勢
いて、そんな不安は消えました。」
「僕達はみんなで話し合いの場を設けてグループについて話しあいました。もし収益
の管理をしっかりしないと、お金は全部なくなっちゃうし、そしたらグループも成長
しないで、しまいには駄目になってしまう。でもみんなそんな風になりたくないと
思っているし、グループをしっかりと成長させたいと思っています。将来のことまで
考えて、僕達は銀行、もしくは貯蓄グループを設立して、月に売上から300Bahtを貯
蓄することにしました。今はグループの貯蓄額を増やしているけど、もし誰かに貸し
出しするときには、みんなで集まって規則作りをします。」
「僕達は、他の仕事に関しても話し合いをしています。将来的には、モーケン文化様
式のレストランや喫茶店を開きたいと考えています。女性のメンバーは料理がみんな
上手ですし、僕達の作る料理は、バティックや木製人形などと同じように認められる
だろうと考えています。」