12月21日、パンガー県タクアパ郡クックカック行政区のトゥングワー村において、住居再建を祝う式典が行われた。この村では、昨年の津波によって破壊された住居を、住民みなが力をあわせ総計71件再建した。パンガー県知事で今回の式典を取り仕切るウィナイ知事は、トゥングワー・コミュニティーは津波以後に住民同士が力を合わせて村の再建に成功した村であると述べ、今後のコミュニティーの発展の方向性として、モーケンの生活と文化に関する観光開発やコミュニティー全体での収入向上の道などを奨励するべきではないかと意見を語った。とはいえ、この村はもともと公共用地であったことから、土地に関して住民は未だに不安を抱えている。現在、津波被災6県の土地問題解決委員会の決議では、住民たちは当面の5年間はもとの土地に居住することができる。知事はさらに、「政府はこの問題に対して改善策を講じているし、地方政府も恒久的に住める土地を村人に与えたいと思っている。この件に関して住民が非常に心配していることからも、今後も政府は対策を講じていくべきである。」と語った。パンガー県知事は、「トゥングワー村の住民は今後も団結し、もとの土地に暮らし続けます」という声明文を住民から聞いた後、村の名前が書かれた看板を村人と協力して設置した。67歳になるローイ・クムカムおばさんは以下のように語った。「自分は津波から生き残った一人です。そしてモーケンはこの土地にもう何十年も居住しています。津波後はまた津波が来るのではないかと心配で眠ることができません。コミュニティーが再建された今日という日でさえ、昨晩は眠れませんでした。しかし本日は知事が来てくださいました。知事が私たちの居住に理解を示してくれるだけ、、私はうれしく思います。なぜなら5年という期間だけでは、子供たちの今後が心配です。」
また、31歳のプラシット・ゲットグライさんは以下のように語った。「行政が私たちの村を容認して下さったことをとても誇りに思います。今後も行政の方々に訪れてもらい、継続的な支援をして下さるよう望んでいます。トゥングワー村では日常のさまざまな問題に関し、そのほとんどを解決することができています。しかし5年のみしか与えられていない土地の問題だけは例外です。とはいえ、本日知事が来て下さいました。私は地方行政が私たちを見捨てるのではなく、今後も支援してくれるであろうと確信を持ちました。」
トゥングワー・コミュニティーは、津波の被害を受けた、モーケンもしくは新タイ人のコミュニティーである。村の住居は全壊し、死亡・行方不明者総数は42人。18隻の漁船と多くの漁具を失った。津波以前の村民は327人で71家屋。津波以後には土地の権利がないということで、もとの土地に戻り、新しい家を建てることができない家屋が58軒あった。しかしながら、複数の援助団体からの支援を受けた村人たちは、協力して住居再建作業に取り組み、津波後の復興が充分達成されている一地域として捉えられるまでになった。
また、31歳のプラシット・ゲットグライさんは以下のように語った。「行政が私たちの村を容認して下さったことをとても誇りに思います。今後も行政の方々に訪れてもらい、継続的な支援をして下さるよう望んでいます。トゥングワー村では日常のさまざまな問題に関し、そのほとんどを解決することができています。しかし5年のみしか与えられていない土地の問題だけは例外です。とはいえ、本日知事が来て下さいました。私は地方行政が私たちを見捨てるのではなく、今後も支援してくれるであろうと確信を持ちました。」
トゥングワー・コミュニティーは、津波の被害を受けた、モーケンもしくは新タイ人のコミュニティーである。村の住居は全壊し、死亡・行方不明者総数は42人。18隻の漁船と多くの漁具を失った。津波以前の村民は327人で71家屋。津波以後には土地の権利がないということで、もとの土地に戻り、新しい家を建てることができない家屋が58軒あった。しかしながら、複数の援助団体からの支援を受けた村人たちは、協力して住居再建作業に取り組み、津波後の復興が充分達成されている一地域として捉えられるまでになった。