<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

「リゾート地カオラックの土地計画を規定」3.7

2005年03月07日 17時40分55秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「リゾート地カオラックの土地計画を規定」
Phuucatkaan 3.7

土木事業・土地計画局は、カオラック周辺の土地について、災害防止の観点、そして
一級のリゾート地とするための土地計画案の策定を急いでいる。計画では、海岸から
30-75メートル後退した土地にバンガロー建設が許可される。パンガー県タクアパ郡
クックカック行政区に属するカオラックは、急速な観光客の増加とともに、津波発生
以前に既に土地計画が検討されていた。津波発生後は、津波防止と災害時の非難経路
などの側面が補充されている。具体的なカオラックの土地計画に関しては、バーンニ
アング・ビーチから、バーンラーオーン・ビーチ、ナーントーン湾までのクックカッ
ク行政区のムー5,6,7周辺の土地に、ホテル、リゾートなどを建設する。ナムケム村
周辺のムー5に関しては、バンガローと小規模なリゾート地建設し、ムー6.7周辺で
は、大型のホテル、リゾートの開発が着手される予定。行政側は、土地復興計画案に
関して、3月11日にバーンニアング寺周辺で、12日にはバーンムアン行政区にお
いて住民達の意見を聞く予定。土木事業・土地計画局職員は、「カオラックの復興計
画に関して、過去に3,4度コミュニティー・リーダーから意見を伺い、良い回答を既
にもらっている」と語った。
建築に関する法律規定では、満潮時の海岸線から30メートル以内においては、建造物
の建設は禁止されており、30-75メートルの間は、6メートル以下の建造物を建設す
ることが可能である。しかし、津波後には、経済の刺激と、カオラック周辺の事業の
復興の目的で、30-75メートルの区画でもバンガローの建築が可能となる。75メート
ル以上離れた土地では建築物の高さ制限はない。

「漁業組合自助支援のため基金設立」3.7

2005年03月07日 17時38分06秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「漁業組合自助支援のため基金設立」
Phuucatkaan 2005/3/7

6つの漁業団体が、政府の援助が未だ完全でない状況において、津波被災漁民支援の
ための基金を立ち上げる。初期資金は見積もりで6000万Baht。タイ国船舶貨物輸送協
会、タイ国漁業組合、タイ国遠洋漁業組合、タイ国魚粉製造組合、タイ国エビ組合、
タイ国冷凍食品組合の6つの漁業団体が、未だ完全でなく、漁民の要望にかなってい
ない遅延する政府の支援を受けて、「津波支援、漁業産業基金」という、津波後の漁
業が平常化するための基金と立ち上げた。各団体からそれぞれ1000万Bahtを拠出し、
合計が6000万Baht、対象は津波被災の漁民、養殖家などで、資本金の一部として、も
しくは材料費などのために支給される。漁業局と共同での調査の結果によると、現在
までの損失は、小型漁船の損失は合計4232隻で、修復済みが231隻、漁具の損失は
110129個、孵化場133ファーム。政府は現在までに60%の支援が終了しているが、未だ
十分とはいえない。孵化場に関しては、地域毎に各1000万bahtの損失を出したが、政
府は各人に2万Bahtを支給したのみで、仕事を安定的なものにするためには十分では
ない。今回6団体によって支援基金を立ち上げたがそれも十分とは言えず、政府が現
状以上に支援を拡大することが必要。