(by ランタンポレル)
こんにちは~♪
美容家歴24年のSACHIKOです
フランス料理では、魚料理のことを「ポワソン」といいます。魚料理の調理方法は様々ですが、こちらもナイフとフォークでいただきます。正式な場では、魚料理のときは「フィッシュナイフ」といって、普通のナイフとはちょっと形が違うナイフが用意されます。また、ソースがある魚料理には、ナイフの代わりに「フィッシュスプーン」が用意されます。ご覧になられたことはありますでしょうか?
元来のフィッシュナイフは滅多にお目にかかりませんね。肉料理と同じ形のナイフを使うところが多いです。ただし、フィッシュナイフには刃がありません。そして、元来のナイフには先が欠けているような窪みがあり、先がかなり尖っているのが特徴です。肉を切るのと違って、柔らかい魚を切るのに刃は必要ありませんので、ナイフを立てて先の尖ったところで上から押すように切っていただきます。現代のフィッシュナイフは先が丸くなっています。
肉料理を切るときのようにナイフを前後に引く使い方をすると、魚が崩れてしまいますので、上から刺して切ると食べやすく切ることができます。フィッシュナイフの持ち方は、スプーンと同様の「鉛筆持ち」のスタイルで扱います。
【フィッシュスプーンってどうやって使うの?】
(by ルメルシマン オカモト)
また、ナイフではなくフィッシュスプーンが用意されるのは、緩いソースをすくって魚と一緒にいただく料理のときに出されます。ですから、フィッシュスプーンはナイフでもありスプーンでもあります。使い方は、フィッシュスプーンを"鉛筆持ち"でもち、左から一口分を切ったら、フォークの背を壁にしてソースごとすくってそのまま口に運びます。つまり、フィッシュスプーンでは「切る」と「食べる」の両方に使います。
ソースでも粘りがある硬めのものは、フィッシュスプーンが用意されることはほとんどありません。硬めのソースの場合は、ナイフで一口分の魚を切ったら、ナイフでソースを魚に載せたり絡めたりしていただきます。
【皮がついた魚料理の上手な食べ方とは】
(by ジュードゥーマルシェ)
さて、魚料理のグリエやソテーの場合は、カリッとした皮の食感が楽しく美味しいものですが、美しく食べるコツとして、先に皮だけを身から外します。フォークで身を押さえ、左側から身と皮の境目にナイフを入れて、ゆっくり身から剝がしていきます。剥がした皮は一旦折りたたんで、お皿の隅によけておきます。
次に、まず身のほうから一口分に切りながらいただきます。このときに、添え付けの野菜等と交互に食べるようにします。そして、最後に残しておいた皮をいただきます。もし、皮が嫌いな方はそのままお皿の隅に残しておいても構いません。
ムニエルやポワレの料理で皮が付いている場合は、すでに皮まで柔らかいので、皮と身を一緒に切っていただきます。ただし、皮が嫌いな場合は、最初に剥がしてよけておいても構いません。
【魚料理で注意する食べ方ってなに?】
(by エール)
ソースがある魚料理でありがちなのが、ナイフでソースを寄せ集めて、お皿にナイフがあたってカチャカチャと音がすることです。テーブルマナーでは音はNGです。なので、ソースを寄せ集めるのでなく、ソースがあるところで一口に切った身を置いて、その場でソースを載せたり絡めたりしましょう。
食べ終わったあとのお皿の上をキレイにしたいからと、ナイフでソースを寄せ集める食べ方は美しくありません。また、一口に切った身でソースを寄せ集めるのも、一見キレイなように思いますが、寄せ集めている行為が美しくありませんのでやめましょう。ソースが残ってしまっても、お皿の上で食べ残しや散らかっていなければOKです。
また、飾り用に描かれているカラフルなソースもありますが、これも同様です。フォークに刺した具をそのソースのところに置いて、その場でソースを絡めていただきます。多少はソースが残ってしまいますが、そのままにしておきましょう。
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※掲載の画像はすべて実際にお店に行った時のものです。
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