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隠れキラリ!テーブルマナーde大人磨き女子磨き

レストランで失敗しないテーブルマナーのご案内をしています。

サラダがメインの肉料理と一緒に別皿で出て来たらどうする?

2019-07-25 12:06:55 | テーブルマナー

(by ランタンポレル)

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

フルコースにおいて、メインのヴィアンド(肉料理)の後、もしくわ一緒に出されることがある「レギューム(サラダ)」があります。これは、本格的なフルコース(9~11品コース)でないと、出てくることは少ないです。が、出てきたときに焦らないよう、レギュームの食べ方をご紹介したいと思います。

通常、ほぼ野菜が占めるサラダは、前菜に出されることが多いです。また、健康志向の切り口でいうと、最初に野菜を食べたほうが糖が吸収されにくく、血行値の急激な上昇を抑えられるなどの理由がありますが、そもそものコース料理においてはは、肉料理を食べた後の酸性化した体(=血液)を野菜のアルカリ性で中和するという目的があります。

メインのお皿に一緒に盛り付けられている場合もありますが、正式なコースではメインとは別皿で出されます。

そして、サラダのお皿はメインの左奥に置かれます。そうすると、サラダを食べるときに手を伸ばして器を持って食べたくなりますが、西洋料理のマナーは和食と違い、お皿を持って食べるのはNGです。食べる分だけをフォークとナイフで挟み、メイン皿に移してからいただきます。サラダの器がたとえ小ぶりであっても、器を手に持たずにテーブルに置いたままでいただきます。

サラダの食べ方は、『コツを掴めば誰でもカッコイイ!盛合わせオードブルの美しい食べ方』でご紹介していますのでご参照ください。

(by ポールボキューズ)

おさらいしますと…、大きな葉物の野菜は、ナイフとフォークで一口大にカットするか、一口大に折りたたんで束ねるとフォークで刺しやすいですし、とても食べやすく見ていても美しいです。また、細い茎の野菜は、大きな葉物でくるんでフォークで刺すか、くるむほどの葉物がなければ、お肉に寄せて一緒に刺すと上手に口に運べます。

薄っぺらい葉物は、カットしないで折りたたむとフォークで刺せます。いずれも、ナイフでを作ってフォークで刺すのがポイントです。面倒だからと、フォークを右手に持ち替えて、フォークだけで刺しながら食べるのはカッコよくないのでおすすめしません。また、フォークだけで刺すと、お皿と接触してカチカチとを立てるのでNGです。

サラダが別皿でない場合でも、野菜類の食べ方が上手に美しく食べられると、食べ終わったあとのお皿の上の景色もとても綺麗ですし、周りの評価も「すごい!」と一目おかれることは間違いなし♪ぜひどんなお店でも意識してみてくださいね。

・テーブルマナーを身につけたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

・堂々と食事ができるようになりたい

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♥美しい食べ方の人は人脈が広がる!テーブルマナーフレンチ編

♥王道のオーセンティックフレンチで学ぶテーブルマナー

♥身近なお弁当で学ぶ和食のテーブルマナー

♥もっと和食が楽しくなる!日本料理店で学ぶ和食のテーブルマナー

 


骨付き肉は手で食べるべき?エレ女的美しい食べ方とは

2019-07-23 21:54:48 | テーブルマナー

(by ランタンポレル)

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

フレンチでいただく肉料理のことを「ヴィアンド」といいます。ほとんどが、濃厚な美味しいソースが添えられて、グリルされたお肉が出されます。

食べ方は、ナイフとフォークをハの字に構えて、左端から一口サイズに切り、ソースを絡めていただきます。ハの字に構える意図は、ナイフの先を相手に向けない(攻撃しない)配慮から来ています。お肉を切るときは、ナイフを前後に動かすと思いますが、日本製のカトラリーは多くが引いたときに切れるようになっていますので、押すときよりも引くときに力を入れるとスムーズに切ることができます。

(by コートドール)

さて、食べにくいのは骨付きの肉が出てきたときではないでしょうか。骨付きの肉料理が出るときは、フィンガーボウルが一緒に用意されます。フィンガーボウルは、汚れた指を洗うためのもの。だから、手で持って食べていいのですが、いきなり手で持って食べるのはよろしくないです。

さらに言うなら、男性はともかく、女性は最後までナイフとフォークで食べきっていただくのがベストです。フィンガーボウルがあるからと言っても、かぶりつく姿はエレガントとは言えません。ぜひナイフとフォークで美しくエレガントに食べていただきたいと思います。(エレ女=エレガント女子の略)

ということで、骨付きの肉の食べ方を詳しくご紹介したいと思います。

【骨付きの肉の上手な食べ方とは】

まず、フォークで身の部分を押さえて、骨と肉の境にナイフを入れていきながら骨と身を切り離します。このとき、骨にナイフを沿わすようにすると、骨に残る身が少なく、綺麗に切り離すことができます。

骨の部分と身を切り離せたら、手前の身を左端から一口サイズに切っていただきます。たまに見かけますのが、お肉を最初に全部一口サイズに切ってから、フォークを右手に持ち換えて食べている人がいます。が、これはテーブルマナーではNGです。なにより、お肉が早く冷めてしまいますし、美味しい肉汁が出てしまって旨味を逃がしてしまい、美味しくいただけない食べ方です。

また、フォークを持ち換えたあと、お肉を切るときにまたフォークを左手に持つという、お皿の上で行ったり来たりするのはお行儀がいいとは言えませんので、フォークの持ち換えは避けたほうがベターです。

次に、骨についている外側の肉の部分を削ぎ落しながら一口ずつ食べます。これで概ね身の部分を食べることができていますが、まだ骨についている肉があれば、ここで手に持って直接口で食べてもいいのですが、できれば丁寧にナイフとフォークで削ぎ落しながらいただきます。

もし手で持って食べた場合は、食べ終わったらフィンガーボウルで指先を洗います。フィンガーボウルに片手ずつ入れて、指と指を合わせて擦り洗いをし、ナプキンまたはおしぼりで濡れた指を拭きます。そして、もう片方の指を同じように洗い、拭き取ります。想像してもおわかりかと思いますが、両手の指を一度に入れてしまうと、さてどうやって拭き取りましょう…、となりますからね。片手ずつ洗うことを覚えておきましょう。

(by ルメルシマン オカモト)

お肉と一緒に添えられている野菜等があれば、お肉と交互に食べることをお忘れなく。そして、このメインディッシュが終わると同時にパンも食べ終わるよう、パンも間にときどき食べるようにします。メインディッシュが終わったら、パンも出されることはありません。

また、美味しいソースを残さず食べたいとい気持ちで、余ったソースをパンにつけて食べる方もときどき見かけますが、これはおすすめしません。格式のあるお店ではNGです。ただ、お店の方が「ぜひパンにソースをつけてお召し上がりください」と勧められた場合は、パンにソースをつけて食べても構いませんが、そんなことを言うお店はまぁほとんどありません。焼肉のたれをご飯につけてたべるようなものです。お家はともかく、外での食事ではやめましょう。

このあと、11品の本格フルコースでは、サラダ(レギューム)とチーズ(フロマージュ)がありますので、お酒はまだ飲んでもOKです。コースの終盤ですから、ゆっくり楽しんでください。

・テーブルマナーを身につけたい

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ソルベとグラニテは何が違うの?美しい器の持ち方と食べ方

2019-07-22 16:27:02 | テーブルマナー

(by ENEKO)

こんにちは~♪美容家歴24年のSACHIKOです

フランス料理のお店で、アミューズからカフェまでのフルコース11品をなかなかいただく機会はありませんが、頑張ってソルベやグラニテが出る9品ぐらいですかね~。予算もありますし…(笑)

今回は、ポワソン(魚料理)とヴィアンド(肉料理)の間に出される「ソルベ」や「グラニテ」についてご紹介します。

【ソルベとグラニテって何が違うの?】

(by 巴里夕顔)

お店によって出されるスタイルは様々ですが、だいたいは小さな器に入ったシャーベットが出てきます。そのシャーベットが、シャンパンやワインをベースに作られたものをソルベといいます。また、グレープフルーツや柚子など、果汁をベースにして作られたシャーベットをグラニテといいます。

ソルベやグラニテの役目は、メインディッシュ(ヴィアンド=肉料理)にいただく前に、口の中をさっぱりとさせて、しっかりとメインディッシュを味わっていただくために出されるものです。そして、一緒に用意された小さなスプーンでいただきます。とても冷たいものですから、一度にたくさんの量を口にいれるとキーンと頭痛がしてしまいますので、スプーンの先に載せる程度の少量をすくって、上から徐々に食べるようにしましょう。

(by OHARA)

さて、小さな器で出されるものですから、つい手に持って、テーブルから持ち上げて食べたくなると思いますが、西洋料理においてのテーブルマナーは、器を持っていただくのはNGです。左手をそっと器の下の方に添えて持ち、テーブルから離さないでいただきます。このマナー、過去3年間の美食会で、出来ている方はほとんどいませんでしたよ。

また、器を持つ位置ですが、上の方を持つのでなく、器の下の方を持つことで小さな器が安定しますし、なにより美しいフォームです。

(by ウシマル)

↑↑↑上の画像のような、可愛いスプーンに乗って出されることもあります。これは一口でいただきましょう。一旦口の中に入れたスプーンをシャーベットが残った状態で口の中から出すのは…、もうおわかりですね。絶対にNGです(笑)では、どのようにして食べるといいのでしょうか?

口の中に入れたら、静かに溶けるのを口の中で少し味わってから、ゆっくり噛み溶かし、喉を通します。慌てて噛み砕いて食べるのは美しい食べ方ではありませんし、音がするのでやめましょう。

食べ終わったら、スプーンを受け皿に置きます。受け皿がない場合は、器の中に入れた状態でOKです。

・テーブルマナーを身につけたい

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魚料理で気をつけるマナーってなに?フィッシュスプーンの使い方とは

2019-07-21 19:03:14 | テーブルマナー

(by ランタンポレル)

こんにちは~♪

美容家歴24年のSACHIKOです

フランス料理では、魚料理のことを「ポワソン」といいます。魚料理の調理方法は様々ですが、こちらもナイフとフォークでいただきます。正式な場では、魚料理のときは「フィッシュナイフ」といって、普通のナイフとはちょっと形が違うナイフが用意されます。また、ソースがある魚料理には、ナイフの代わりに「フィッシュスプーン」が用意されます。ご覧になられたことはありますでしょうか?

元来のフィッシュナイフは滅多にお目にかかりませんね。肉料理と同じ形のナイフを使うところが多いです。ただし、フィッシュナイフにはがありません。そして、元来のナイフには先が欠けているような窪みがあり、先がかなり尖っているのが特徴です。肉を切るのと違って、柔らかい魚を切るのに刃は必要ありませんので、ナイフを立てて先の尖ったところで上から押すように切っていただきます。現代のフィッシュナイフは先が丸くなっています。

肉料理を切るときのようにナイフを前後に引く使い方をすると、魚が崩れてしまいますので、上から刺して切ると食べやすく切ることができます。フィッシュナイフの持ち方は、スプーンと同様の「鉛筆持ち」のスタイルで扱います。

【フィッシュスプーンってどうやって使うの?】

(by ルメルシマン オカモト)

また、ナイフではなくフィッシュスプーンが用意されるのは、緩いソースをすくって魚と一緒にいただく料理のときに出されます。ですから、フィッシュスプーンはナイフでもありスプーンでもあります。使い方は、フィッシュスプーンを"鉛筆持ち"でもち、左から一口分を切ったら、フォークの背をにしてソースごとすくってそのまま口に運びます。つまり、フィッシュスプーンでは「切る」と「食べる」の両方に使います。

ソースでも粘りがある硬めのものは、フィッシュスプーンが用意されることはほとんどありません。硬めのソースの場合は、ナイフで一口分の魚を切ったら、ナイフでソースを魚に載せたり絡めたりしていただきます。

【皮がついた魚料理の上手な食べ方とは】

(by ジュードゥーマルシェ)

さて、魚料理のグリエソテーの場合は、カリッとしたの食感が楽しく美味しいものですが、美しく食べるコツとして、先に皮だけを身から外します。フォークで身を押さえ、左側から身と皮の境目にナイフを入れて、ゆっくり身から剝がしていきます。剥がした皮は一旦折りたたんで、お皿の隅によけておきます。

次に、まず身のほうから一口分に切りながらいただきます。このときに、添え付けの野菜等と交互に食べるようにします。そして、最後に残しておいた皮をいただきます。もし、皮が嫌いな方はそのままお皿の隅に残しておいても構いません。

ムニエルポワレの料理で皮が付いている場合は、すでに皮まで柔らかいので、皮と身を一緒に切っていただきます。ただし、皮が嫌いな場合は、最初に剥がしてよけておいても構いません。

【魚料理で注意する食べ方ってなに?】

(by エール)

ソースがある魚料理でありがちなのが、ナイフでソースを寄せ集めて、お皿にナイフがあたってカチャカチャと音がすることです。テーブルマナーでははNGです。なので、ソースを寄せ集めるのでなく、ソースがあるところで一口に切った身を置いて、その場でソースを載せたり絡めたりしましょう。

食べ終わったあとのお皿の上をキレイにしたいからと、ナイフでソースを寄せ集める食べ方は美しくありません。また、一口に切った身でソースを寄せ集めるのも、一見キレイなように思いますが、寄せ集めている行為が美しくありませんのでやめましょう。ソースが残ってしまっても、お皿の上で食べ残しや散らかっていなければOKです。

また、飾り用に描かれているカラフルなソースもありますが、これも同様です。フォークに刺した具をそのソースのところに置いて、その場でソースを絡めていただきます。多少はソースが残ってしまいますが、そのままにしておきましょう。

・テーブルマナーを身に付けたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

・堂々と食事ができるようになりたい

という方、テーブルマナー講座に参加しませんか?

♥美しい食べ方の人は人脈が広がる!テーブルマナーフレンチ編

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※掲載の画像はすべて実際にお店に行った時のものです。

 


スープを上品に口に運んでもこぼれてしまうのはなぜ?上手に飲む方法とは

2019-07-20 18:01:23 | テーブルマナー

こんにちは~♪

美容家歴24年のSACHIKOです

スープの飲み方は、みなさんすでによくご存知ではないでしょうか。スプーンで手前から奥に向かってスープをすくう。そして、ズズズっと音を立てないように飲む、しっかり頭に入っている飲み方ですね。この手前から奥にすくって飲むスタイルはイギリス式で、フランス式から手前に向かってスープをすくって飲みます。ですから、どちらの飲み方でも間違いではありませんが、日本ではイギリス式のテーブルマナーを基本として取り入れていますので、手前から奥にすくう飲み方が定着しているんですね。

そして、テーブルマナーでは「音」を立てるのはNGであるというのもよくご存知ですから、スープをすすらないで飲んでいますよね。GOODです!

わかっているのに、いざ口に運んで飲もうとするとズズッと音が出てしまったり、途中でポタポタと下に落ちて、テーブルクロスを汚すなんてこともよくあるのではないでしょうか?(←実際によく見かけます)

日本料理と違って、西洋料理ではお皿を持って食べるのはマナー違反です。ですから、スープ皿を片手に持って口元に近づけてスープを飲むというのはありえません。(←カップの場合はOK)

また、スープ皿を手前のほうに動かして飲むというのもNGです。基本、テーブルの上に置かれたお皿の位置を変えたりしないでいただきます。食べやすいお皿の位置の目安は、を軽く曲げた状態でカトラリーを動かせる位置にお皿があることです。肘が伸びていたり、銅体より後ろに出るようでは美しく食べることができません。もし、お皿が食べやすい位置に置かれていない場合は、ちょうどいい位置にそっと動かしても構いません。が、一度動かしたお皿を何度も位置を替えて動かすのはやめましょう。

【美しくスープを飲むにはどうしたらいいの?】

手前から奥にすくうイギリス式、または奥から手前にすくうフランス式のどちらにおいても、スープをすくう量がスプーン満杯では口元に運ぶまでにポタポタとこぼれやすくなります。スプーンからこぼれないようにするためには、スープをすくう量を少な目、6割~7割程度を意識しましょう。そうすれば、口元に運ぶまでにスプーンが少々揺れてもこぼれる心配が少ないです。

そして、スプーンの柄の部分を中指の先の上に載せて、人差し指と親指でスプーンの柄をしっかり固定させて持ちます。簡単に言うと「鉛筆持ち」と同じです♪スープをすくったら、なるべくテーブルと平行を保ち口元まで運びます。さて、ここからですが、スプーンの向きは顔に対して向き?向き?どちらの向きから口に入れますか?

スプーンが丸い場合は横向きで口に入れたほうがスマートですが、カレースプーンのように楕円形、つまり先が若干細くなっている場合は、横向きに口に入れると細い先の部分からスープがこぼれてしまうことがあります。スプーンの先が少し細くなっている楕円形の場合は、細い先を口に入れるように、スプーンの向きを縦にしたほうがスープを美しく飲むことができます。

↑↑↑このように、具沢山のスープの場合は、特に縦向きで細い先の方から口に入れたほうが上手く美しく召し上がれます。ただ、注意点が1つあります。スプーンを縦向きにして口に入れる場合、相手のほうに手首を回すことになり、まるで相手の正面にスプーンが目に入るのは気持ちのいい光景ではなく不愉快になります。なので、自分の顔をほんの気持ち右に向けてスプーンを縦に運ぶようにしましょう。たったこれだけでも景色が大きく変わり、とても美しい食べ方になります。

そして、スープを口に入れるときに、吸い込むようにすすってしまうと「ズズズッ」と音がしてしまいます。音がしないように飲むには、すするのではなく、スプーンを傾けて流し込むようにすると音がしません。

【取っ手があるスープ皿は手で持って飲んでもいいの?】

↑↑↑このように、スープがコーヒーカップのような器で出てくる時もあります。この場合は、左手を取っ手に添え、右手にスプーンを持ってスープを飲みはじめます。そして、スプーンですくえなくなったら、スプーンをスープ皿に置いて取っ手をくるっと右に回して、取っ手を持って直接カップに口をつけて飲んでも構いません。この時も、吸ってしまうと「ズズズッ」音がしてしまうので、カップを傾けて流し入れます。しかし、美しい飲み方としては、カップ型の器であってもすくえるところまでスプーンを使い、すくえないほどの少量のスープは残すのがスマートな飲み方です。

でも、↑↑↑上の画像のように、スープボウルの両サイドに取っ手のようなものがついている場合は、器を持って飲むことはしません。やはり、どのような器であっても、基本の器を持たないでカトラリーでいただくというのが美しい飲み方です。

最後に、飲み終わったときのスプーンを置く場所ですが、スープ皿の場合はお皿の中に入れた状態にします。フォークやナイフと同様に4時の方向に置きます。また、カップ型や深さのあるスープボウルの場合は、受け皿があると思いますので、奥側の受け皿の上に置きます。これが、食事が終わったという合図になります。

【残ったスープをパンにつけて食べても良いの?】

 こちらもたまに見かける光景です。たしかに、お家での食卓ではどのような食べ方をしても構わない!と言いたいところですが、正式なマナーではパンをスープに浸けるというのはマナー違反です。これは、カジュアルなレストランであってもNGです。

パンはお皿の上を拭くものではありませんし、昔むかし、まだマナーが確率されていなかったころのフランスでの食べ方がよろしくない(つまり行儀が悪い)というところから、テーブルマナーというものが広がったわけで、スープにパンを浸して食べるという、そもそもがNGなマナーなんですね。和食のお店で、お味噌汁の中にご飯を入れて食べるのと同じようなことです。

・テーブルマナーを身に付けたい

・どんなお店でも楽しく食事をしたい

・同伴者に恥をかかせたくない

・自分に自信をつけたい

・堂々と食事ができるようになりたい

という方、テーブルマナー講座に参加しませんか?

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