青い空をキャンバスにして…☆
空のこと、雲のこと、星のこと、そして・・・
 



今日は(いや、もう昨日か…)、サイエンス部の天体観測でした。
部員も顧問も新しいメンバーを迎え、はじめての天体観測です。


昼間は晴れていたのですが、夕方になると、予報通り下り坂。
おまけに雨まで降ってきて、ダメ元で夜を迎えたのですが、
しばらくすると、雲に少しだけ切れ間が現れ、
無事に金星を観測することができました。

望遠鏡で見た金星は、
なんとなく、右下が欠けた形に見えました。
でも、倍率を上げても、大気の状態が大変悪いようで、
ユラユラにしか見えません。


その後も、インターネットの雨雲情報とにらめっこしながら
待っていると、
少しずつ、1等星が見えてきました。
西の空低いこともあって、1等星を確認するのがやっとで、
星座をたどることもできませんが、
とりあえず、名前がわかったのは…

金星の近くに、おうし座のアルデバラン。
これは、ほとんど見えず、双眼鏡で確認。

金星の右斜め上(つまり北東方向?)に、ぎょしゃ座のカペラ。
双眼鏡で見ると、2つの3等星(たぶんεとη)と、
二等辺三角形を形作っているのを確認。

金星の左上(つまり南東?)に、赤い星。
オリオン座のベテルギウスです。
双眼鏡で三つ星を探し、リゲルは見えてないことを確認。

金星からはるか左(南)の方に明るい星。
しばらくすると、その上方(東?)にも明るい星が見えてきました。
ベテルギウスとあわせて三角形になっているので、
たぶん、冬の大三角です。
下の明るいのがおおいぬ座のシリウス、
上のやや暗い方が、こいぬ座のプロキオン。

金星の真上(東)に、
ふたご座のカストルとポルックスが見えるはずですが、
なかなか見えず。
そのあたりに火星もあるはず…と、
ひたすら天頂をながめて待っていると、
キラリと火星が光り始めました。
(つまり雲が切れたということ)
カストル、ポルックスは確認できませんでしたが、
望遠鏡で丸く赤い火星を見ることができました。

その後、月齢16の月が出てくるのを待ってたけど、
東の空は一面雲だったので、ほとんど気配すら感じられず、
それどころが、雲はどんどん広がり、
雨雲も近づいているようだったので、
9時前に終了となりました。


天気が悪い割には、いろいろ見られたと思うのですが、
一つだけ、心残りなのは、
国際宇宙ステーションを見られなかったこと。

以前の天体観測時に、
メチャクチャ明るい物体が夜空を横切っていくのを目撃し、
後から調べたら国際宇宙ステーションだったので、
今回も、見られるかどうか、調べておこう…
と、思いつつ、すっかり忘れていて、
思い出して調べて見たものの、時すでに遅し…

天空経路情報(過去の可視情報) 2010年04月30日 京都

なんと、めちゃくちゃ条件が良かったのに、
見逃してしまったようでした。

もっとも、経路の大部分は雲の中でしたが、
それでも、見えると思って構えてたら、
雲の切れ間から少しくらい見えたかも…



ということで、
次回への警告もこめて、
覚え書きです。








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