青い空をキャンバスにして…☆
空のこと、雲のこと、星のこと、そして・・・
 



昨夜(7/15)は、天体観測をしました。クラブではなくて、地学の授業の希望者対象です。
直前の気象情報では、北部の雨が南下するみたいなことで、だんだん雲も増えてきて、あかんかなぁと思ったのですが、心配するほどでもなく、めぼしい天体はだいたい見ることができました。


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1.望遠鏡の見え方の確認。
明るいうちに、まず風景を望遠鏡で見て、上下が逆さまになることを確認しました。
ブリッジからはサティとかアルプラザとか、おもしろいものが見えないので、比叡山の山頂を見ることに。山頂遊園の回転レストラン(やったかな?)が、ちゃんと見えました。
(このとき、ファインダーも合わせておきます。)

2.月の観測
まだ明るかったのですが、月が見え始めたので、望遠鏡で月を見ました。上弦の月です。デジカメ(ケータイ含む)での写真撮影にも挑戦!

3.金星の観測
そろそろ一番星。金星が見え始めたので、望遠鏡を向けました。あまり欠けてなかったのと、あまり大きくなかったので、点ではないことと、真ん丸ではないことを確認した程度です。すぐに雲に隠れ、しかも西の空低くだったので、その後は見られず、結局全員は見ることができませんでした。残念・・・

4.恒星の観測
東の空の雲間に見えた星に望遠鏡を向けました。こちらは恒星なので、点が見えるだけ。たぶん、夏の大三角の一つ(わし座のアルタイル?)なので、スペクトル型はA型の、比較的高温の白い星です。金星との違い(大きさ・色)を確認しました。

5.木星の観測
やっと、雲がきれて、木星が見え始めました。こちらは、雲さえなければバッチリです。4つのガリレオ衛星と、縞模様が見えました。ちなみに、昨夜のガリレオ衛星は、望遠鏡で見て左(西)から、カリスト、ガニメデ、(木星)、イオ、エウロパです。一番離れて見えたのがカリスト。

6.星座の観測
京都市内の明るい空なのと、雲が多かったのとで、星座はほとんど見えませんでした。
夏の大三角は、東の空の雲間にかろうじて一瞬確認できた程度。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブです。いずれもA型の白い星。はくちょう座のくちばしのアルビレオ(二重星)を見たかったのですが、雲が多いので諦めました。
天頂で赤っぽく光っていたのは、うしかい座のアークトゥルスです。スペクトル型はK型の比較的低温で橙色の星です。北斗七星もたまに見えました。北斗七星のひしゃくの柄を伸ばしたカーブは春の大曲線。アークトゥルスを通っておとめ座のスピカにつながります。スピカは見えたのですが、横に月と木星があったので、違う星かと思うくらい暗く見えました。


以上、観測の概要です。レポートの参考にしてください(^_^)v



※写真は、月をデジカメで撮ったもの。ちょっと失敗です。


※昨夜はN高校の地学部も天体観測だったようです。星空、きれいやったやろうな・・・

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