JMIU 全日本金属 博多協議会

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『非正規雇用を問う!』シンポジウム開催

2006-07-30 03:08:34 | 雇用・労働
 JMIU博多協議会が積極的に推進し、日本共産党東博多地区委員会・職場対策委員会を中心とする「雇用労働シンポジウ実行委員会」が取組んだ
 『非正規雇用を問う!』(雇用・労働シンポジウム第4弾)が、
7月29日午後2時から4時半に亘ってJR筑前新宮駅に隣接する「コミセンわじろ」で開催されました。

 これには、正規労働者・非正規労働者や求職中の人たちなど、さまざまな分野から38名が参加し、主催者側のプレゼンテーションの後、熱心に討論されました。

 このシンポジウムではJMIUが重要な役回りをしました。

 最初のビデオ上映の内容は、トヨタの下請け大手・光洋シーリングテクノでの偽装請負とたたかうJMIU徳島地域支部の若者を取上げた関西テレビのニュース。
私は主催者側で、参加者とは対面する席にいたので、参加者の皆さんがこのビデオを食い入るように凝視しているのが良く解りました。
やはり徳島労働局の責任者らしき人が、「違法とは解っていても、そうは言うてもね」という趣旨の話をする所では失笑が漏れ、
これを受けて弁護士が、「コンプライアンス」を言っている会社に「これを守らせる強い指導をするべきだ」と厳しく指摘するところでは、共感の声が漏れていました。

 続いて、パワーポイントを用いて「非正規雇用の実態」を豊富な図表を用いて詳しく報告したのはJMIU福岡地本・博多協議会の書記次長
しんぶん「赤旗」や全労連、JMIUホームページなどから入手した数々の図表やグラフを駆使して、非正規雇用の実態と、これを進めてきた小泉改革を浮き彫りにしました。

 第2部の参加者によるフリー討論の冒頭に、北九州でのたたかいの状況を報告したのは、北九州地区労連副議長でもあり、JMIU九州協議会・議長でもある、JMIU福岡地本書記長でした。
ホームレスへの対応の悪い福祉へ出向いて「生活保護を申請にきたんじゃない。こういう人たちが、どうすれば生きてゆけるのかを教えてもらいに来た」と問うと窓口の役人は声を詰まらせた、という興味深い話に感嘆の溜息が出ていました。
またTOTO、安川など北九州を代表する大企業での、たたかいの成果にも驚きの波が広がっていました。
 
 参加者38名のうち4名がJMIU福岡地本からでした。

 相当な事前準備と呼び込みをしたのですが、目標の50名には達しませんでした。
やはり、この面での博多の弱さを再認識する結果となりました。

********** 事後追記 *********
この取り組みは8月1日付け「赤旗」九州・沖縄のページ(13面)に掲載されました。


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