中国新聞 2008年11月29日(土)10:00
中国5県で10月から来年3月までに雇用契約を打ち切られたり、解除される見通しの派遣社員や期間工など非正規労働者は、延べ45事業所で計3244人に上ることが28日、厚生労働省のまとめで分かった。マツダが派遣社員の削減を計画する広島県は19事業所で計1568人。都道府県別で5番目に多く、派遣社員に限れば愛知県に続き2番目となっている。
急速な景気悪化で派遣社員などの削減が相次いでいるのを受け、厚労省が各県の労働局に情報収集を指示。25日までにつかんだ人数を集計した。
広島は派遣社員が1547人と大半を占める。マツダが本社宇品工場(広島市南区)などで約900人減らす。シャープ福山工場(福山市)や西川ゴム工業(西区)、プレス工業尾道工場(尾道市)も削減の計画だ。
山口、岡山は全員が派遣社員。山口は4事業所で833人。マツダが防府工場(防府市)で約500人、エム・シー・エス(下関市)が約200人を予定する。岡山は7事業所で592人。
島根は12事業所の107人で、うち派遣社員35人、期間工など契約社員57人、請負2人、パート社員13人。鳥取は3事業所の144人で、うち派遣社員124人、パート社員20人だった。
派遣社員ら3244人契約解除へ(中国新聞) - goo ニュース