雇い止めに合っているのは「日亜化学」の『偽装請負』という違法行為を告発した全組合員。
日亜化学は一昨年、「派遣社員千六百人全員の直接雇用と正社員化」の約束を守らず、組合員を職場から放り出しました。
二重三重に労働者をコケにする暴挙と言わなければなりません。
抗議先
1.日亜化学工業株式会社
代表取締役社長 小川英治 殿
FAX 0884-21―0148
例文「日亜化学は、偽装請負を告発した組合員を直ちに正規雇用せよ。契約打ち切りを止めろ。」
2.シーツービーテック株式会社
代表取締役社長 安宅祥郎 殿
FAX 088-622-6388
例文「シーツービーテックは、偽装請負を告発した組合員を解雇するな」
要請書事例
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抗議・要請書
日亜化学工業株式会社
代表取締役社長 小 川 英 治 殿
貴社は、偽装請負を告発した組合員を直ちに正規雇用せよ。契約打ち切りを止めろ。
以上
2008年 月 日
住 所
団体名
代表者
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抗議・要請書
シーツービーテック株式会社
代表取締役社長 安 宅 祥 郎 殿
貴社は、偽装請負を告発した組合員を解雇するな。
以上
2008年 月 日
住 所
団体名
代表者
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以下、しんぶん「赤旗」最新記事(2008年8月30日付)を引用します。
日亜化学偽装請負
告発者に雇い止め通告
JMIU労組が抗議
2008年8月30日(土)「しんぶん赤旗」
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日亜化学(徳島県阿南市)の偽装請負を告発した全組合員に対し、派遣元のシーツービーテック(CTB)が二十九日、日亜側から仕事の打ち切りがあったとして、九月末の雇い止めを通告しました。両社は徳島労働局から二十日、二〇〇五年一月に続いて偽装請負を認定されたばかり。組合員を直接雇用しない日亜化学と、派遣元の雇用責任を果たさないCTBの社会的責任が問われています。
CTBは同日、JMIU(全日本金属情報機器労組)に、「日亜から九月末をもって契約を打ち切る通告があり、雇い止めになる」と連絡。JMIUは、日亜化学での別の仕事を保障するよう求め、団体交渉を申し入れました。
雇い止めについて、JMIU徳島地本の森口英昭委員長は、「違法な偽装請負で働かせた日亜化学は、組合員らをただちに正規雇用すべきであり、告発者の契約を打ち切るなど許されない」と批判。また、日亜化学の仕事を現在も求人中のCTBが、今回の解約だけで組合員を解雇することに抗議しました。
組合員は〇三年六月以降、偽装請負で働かされ、〇六年十月に申告。日亜化学は派遣社員千六百人全員の直接雇用と正社員化の約束を守らず、組合員を職場から放り出しました。
抗議の世論に押され、日亜化学は子会社の日亜興業を通じて仕事を発注。組合員は昨年十月から日亜興業に派遣され、日亜構内の草むしりなど清掃をしてきました。
続いてJMIU徳島地本ニュースより
「徳島労働局に要請」
8月7日、JMIU日亜化学分会の6名が徳島労働局に要請を行いました。
森口・JMIU地本委員長は「日亜化学が労使合意を踏みにじり、組合員は職場から放逐された。そのため、昨年7月に偽装請負で再申告を行った。この間、日亜の子会社に派遣され、生活のため不本意な仕事に従事してきたが、それもこの9月には雇い止めとなる見込みだ。告発した者がこういう仕打ちを受けるのでは申告などできないではないか。労働局は毅然とした対応をするべきだ」と述べて、水口・職業安定課長に申告の事案について「早急に結論を」と迫りました。
水口課長は「現在、皆さんに説明できるように進めている。中央で方向が出されても当局で詰めをしなければいけない。今の時点で具体的な話はできない」「いつ頃になるかということも言えない」と答えました。
島本・日亜分会代表は「すでに失職が予想されるなかでのんびり待っていられない。精神的にも限界にきている」「労働委員会では、日亜はウソばかり言っている。労働局は日亜のウソを真に受けているのではないか」「日亜は現在も求人を続けていて、仕事が減少している訳でもない。それでも申告者を排除しているのはおかしいと思わないのか」と、労働局の姿勢を糾しました。
水口課長は「申告したことを理由に、解雇その他不利益な扱いをしてはならないというのは派遣法に示されている。違法がないよう厳正に対応する」「遅くない時期に説明する」と述べて、組合員の電話番号を収集しました。
見田・徳島労連議長は「事態は急迫している。目処もたたないといった回答では引き下がれない。盆明けには再び要請にくる」と述べて要請を終えました。