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「すき家」バイト残業代、会社側が請求認める

2010-09-09 09:28:56 | 労働運動
久々の投稿です。

開店休業中も毎日十数人の方が見に来て頂いているようで感謝!

更新遅れまして済みません。

今日の記事は・・・

昨日(2010/9/8)付けの讀賣新聞Web版の引用ですが・・・

「すき家」バイト残業代、会社側が請求認める(読売新聞) 

       読売新聞 2010年9月8日(水)19:25

 大手牛丼チェーンの「すき家」を展開するゼンショー(東京)に対し、仙台市のアルバイト店員3人が未払い残業代など計約99万円の支払いを求めて東京地裁で争っていた訴訟で、3人が加盟する労働組合「首都圏青年ユニオン」は8日、ゼンショーが請求を認める「認諾」をし、訴訟が終結したことを明らかにした。認諾は8月26日。

 訴状などによると、3人は2000年以降、同市の「すき家仙台泉店」のアルバイトとして、調理や接客を担当。多いときには月169時間の残業もしたが、ゼンショーは支払いを拒否し、同ユニオンとの団体交渉にも応じなかったとして、08年4月に提訴した。

 同ユニオンによると、ゼンショーは、認諾後も団交に応じていないといい、8日に記者会見した原告の福岡淳子さん(43)は、「安心して働けるよう、ねばり強く会社側と交渉したい」と話した。ゼンショー広報室は、「コメントは差し控えたい」としている。
 



同じ記事が、朝日新聞では・・・

すき家のゼンショー、残業代不払い認める 団交は応じず(朝日新聞) -  

      朝日新聞 2010年9月8日(水)20:17

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)のアルバイト店員が残業代の支払いを求めていた裁判が、原告の主張を会社側が全面的に認め決着した。だが、会社は店員と「雇用契約がない」との主張を変えておらず、店員が加入する労働組合との団体交渉には応じていない。

 訴えていたのは、仙台市の店舗で働く福岡淳子さん(43)ら3人。残業代の割り増し分約100万円の支払いを求めて2008年に東京地裁に提訴していた。争う姿勢だった会社側は8月下旬、原告の主張を全面的に認めた。

 福岡さんは00年にアルバイトとして入社し、調理、接客、事務などを担当していた。深夜や休日も働いていたにもかかわらず、支払われていないとして、05年10月から06年10月までの割り増し分などを請求した。

 8日に会見した福岡さんは「裁判の結果は大変うれしい。だが、会社は団交のテーブルにつかない。従業員が安心して働ける環境にはほど遠い」と話した。

 福岡さんは07年に首都圏青年ユニオンに加入。会社側が残業代の支払いについて団体交渉に応じないため、東京都労働委員会に申し立てた。会社は「(3人とは)労働契約ではなく、請負契約に類似した業務委託」などと主張して応じなかったため、民事裁判を起こした。

 東京都労委は09年、同社に団体交渉に応じるよう命令。会社側は不服申し立てをしたが、中央労働委員会は今年7月棄却した。ところが、会社側は「使用従属関係を有さず、(中略)労働条件等処遇について決定しうる権限を有しない」と従来の姿勢のままだという。

 ユニオンの河添誠書記長は「アルバイトだからといって労働者の権利が損なわれてはならない。今回の勝利はアルバイトとして働くすべての人を励ますものだ」と評価。一方で「労働委員会の命令を無視して団体交渉に応じないのは法律違反だ。大企業として許されない」と批判する。

 ゼンショーの広報担当者は「コメントは差し控えたい」としている。
 



   以上です。