甚六ぶらぶら日記

岩手の穀潰し主婦・甚六の覚書

大泉寺

2008-01-28 08:00:10 | 盛岡散歩


 ・大泉寺(浄土宗)  本町通一丁目  
 
 唯一、外堀の内側に立つお寺。800年の歴史を持っています。殿様の命で二戸から盛岡に移されました。


 反りかえった屋根に擬宝珠(宝形式反り屋根)。本堂は江戸中期の建物で、市指定保存建造物です。


 「おかんの墓」と呼ばれています。(右側)貞女・おかんの伝説に基づくもの。

 おかんは福岡城主九戸政実の家臣・畠山重勝の一人娘。九戸政実は南部信直に亡ぼされ、重勝は自刃。おかんは家来の三平と夫婦になって盛岡へ。盛岡城築城人夫として働いていた三平は重傷を負う。組頭・高瀬軍太はおかんに横恋慕していたが、三平の事故後露骨に迫るようになる。おかんは夫を殺すなら意に従う、と軍太に告げ、夫の変装をして殺される。軍太は仏門に入り、遺族の生計を助けた。

 おかんの墓は、石で叩くと「カンカン」と不思議な音がすると言われています。ご親切に石が2つ添えられていたので試しに叩いてみましたが・・・私が叩くと「ペチペチ」と音がしました。私が貞女じゃないからでしょうか。


 山門の屋根の上。
 「番町皿屋敷」の皿4枚を保管している寺でもあります。



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