・岩手医科大学1号館 内丸
葛西萬司設計、大正15年竣工。
この中に、開かずの金庫があると聞いたことがあります。開け方も、何が入っているのかも不明なのだとか。医大は矢巾町に移転することになっているのですが、その時はこの金庫も開くのでしょうか。
医大病院は複雑な構造で迷路のようです。案内を請うと、床に引かれた様々な色のラインをたどって行くよう指示されます。
個人的には、外来会計前ベンチの一番奥、振り子時計と誰かの像と、戴帽式を描いた大きな絵のある場所が好きです。
・石割桜 内丸(盛岡地方裁判所構内)
直径1.35m、樹齢360年超のエドヒガンザクラ。大きな花崗岩の割れ目に生える姿から「石割桜」と呼ばれますが、明治初期には「桜雲石」と呼ばれていたとか。大正12年天然記念物指定。
いつも観光客や修学旅行生に取り囲まれている石割桜も、さすがに葉が散りきったこの時期はひっそりとしていました。
盛岡城が完成したころから生きている石割桜です。花も葉も落としても、見事な枝ぶりです。大切に守る人たちの努力がずっと続いているのだろうと思います。
・岩手県公会堂 内丸
昭和2年(1927)、当時の皇太子(昭和天皇)ご成婚を祝い、建築されたもの。佐藤功一設計。様式が似ている日比谷公会堂も同じ人の設計です。平成18年、国の有形文化財登録。
↑の写真は中央通り側の正面入り口。当初は県会議事堂・西洋料理店・皇族方の宿泊所・ホールの4つの機能を持った建物だったようです。正面入り口右側の西洋料理店(公会堂多賀)と北側の大ホールは現役です。
公会堂には昭和33年製造のコンサートピアノがあります。このピアノ、そしてホールの響きがとてもいいと、5月に出前コンサートに来た矢野顕子さんが話しておりました。今度ジャズコンサートでも使用されるようです。
この正面入り口前と、県庁側(西側)の入り口前には大きなクリスマスリースが設置されています。夜にはライトアップもされているようです。中ではリース展が行なわれていました。
正面入り口左手にある原敬像。昭和26年、本山白雪の作。若いお姿の原敬先生です。
県庁側入り口前のリース。正面入り口と少し違うのかな?北側の入り口にはありませんでした。
西側の壁。小さくてよく見えませんが、アールデコ調のレリーフが美しいです。
建築家、佐藤功一博士~から飛んできました。
実は私、曾孫なんです。曾祖父の元公会堂の建築を調べたくてたどり着きました。
突然ですみません。そして東北(岩手県)には今まで訪れたことも無かったし縁がないと思っていたのですが、今年から気がついたら(笑)岩手県に住んでいるのです。岩手県在住の主婦の方のブログ
だと知り・・・こちらのこと色々と教えて頂きたいと
思いました。またお邪魔させて頂きますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
佐藤功一さんの曾孫さんに見ていただけたとは驚き&大きな喜びです。岩手にいらっしゃるとのこと・・・もし盛岡にいらっしゃるのなら、もう県公会堂はご覧になったのでしょうね。そのうちまた写真をアップしますので、どうぞまたおいでください。