ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

トクホウ~コカ・コーラの詐欺商法 (少なくとも詐欺まがい)

2013-05-05 14:57:02 | 日記
消費者庁長官殿
厚生労働大臣殿

こんな詐欺のような商品は許されるのでしょうか

CMでも先月末から流れているようで…。へ~、こんなんが許されるんやぁ!って感じですね。


この商品CMには、大きく二つの問題があります。

1.明らかに、消費者を欺く意図が感じられるCMであること
ホクホウと大きく書いて、TVCMでは下に小さく、特保(トクホ)でない旨を表示。
普通の消費者なら、TVCMを見ればトクホと勘違いします。
なにせ、音声で聞くと「トクホウ」は活字以上に「トクホ」そのまんまです。

2.先行する競合他社が、金と時間をかけて作った市場にタダ乗りしていること
炭酸飲料、特に嗜好性の高いコーラ市場において、特保商品を先行して発売したのはキリン。
そして、先に越されたコーラーメーカーからは、ペプシも参入。
先行2社は、コーラという飲料が特保にふさわしいかの議論はあったとしても、
厚生労働省に正式な手続きを行い、「特保」の認可を受けています。
特保の認可を受けるのは、時間や労力が必要。
しかも、厚生労働省が示したガイドラインに沿った表示でしか効果を説明できないので、
CM極端かつ過激なアピールはできない。

キリンメッツHPには、
効果の大きい小さいは別として、効果がある旨、実験データを開示しています。

ペプシ(サントリー)HPには、効果のメカニズムを開示していますが、データは無し。
松谷化学さん?が出してくれる難消化デキストリンのパンフレットそのままの感じで、
サントリー自身では、効果の検証を行っていない印象。
ペプシとしては、まさかのキリンにやられて急ごしらえで商品を出した印象をぬぐえませんが…

一方のコカコーラ社はどうでしょう?
特保まがいの商品で、先行二社が作り上げた市場にただ乗り。企業モラルに疑問を感じます。

そんなもんだから、パッケージデザインもパクリそのもの。
コーラとジンジャーエール。物の色が違うのに、コーラの黒にただ乗り。

そして、「特保でない」=「厚生労働省のあずかり知らぬところ」。CMでも好き勝手やりたい放題。
さてコカコーラ社としても、看板の「コカコーラ」でこれをやるのは拙いと思ったのでしょうか?
「カナダドライ」という、ブランド力が微妙な商品で出してきたのが、何とも…


実は私も、商品企画の仕事についていたことがあります。
こういった商品の要望は、社内の上の方から降りてくることがあります。
どこまでやれば、こちらの思いがアピールできて、それでいてお客様を欺くことにならないのか?
それを考えるのが企画マンの仕事。それとも、電通とか広告代理店に丸投げですか?

「トクホウ」
百歩譲ってお客様を欺く意図はないとするなら、商品企画としては邪道で無能としか言いようがないです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おとうとくん)
2013-05-06 05:52:33
ボクもCM見て紛らわしいと思いました。
まあ、みんな気づいていることと思うので、こういう製品は意識して買わないようにするのがよいかと。

それでは、今から広島方面への乗り鉄旅行ってきます!
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Unknown (ほんと最低)
2013-05-14 10:21:45
どこぞの怪しい会社がやるんならまだしも、金もリソースもある会社でしょ。
恥の概念がないんだろうね。

こういう会社の商品って多かれ少なかれ問題あるよ。
こういう企画が通る体質なんだから。
原材料の偽装とか、品質管理とかにも問題ありそう。

今後コカ・コーラ社製品は買うのやめようっと。
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Unknown (メタボのび太)
2013-05-17 21:34:19
商品企画の仕事についていたことがありますが…
競合が厳しい昨今、どこまでやっていいかという点で「誘惑」があるのも確か。
彼の会社の場合なら、広告代理店もついているでしょうから…こいつが曲者なのでしょうが。

まぁ消費者庁の行政指導が入ったようです。
ある意味、消費者庁に対するお手並み拝見だったのでしょうかね。
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