ごじゃっぺ日記(旧、看悶日記)

京都生まれのにわか茨城県民による雑多な日記です。内容に一貫性はありませんが、どうかひとつ長~い目で見てください。

名鉄の釣り掛け電車(昭和61年)

2011-01-10 09:12:08 | 鉄道
京阪好きの私が、高校生時代にハマったのが名鉄巡り。
京都と名古屋の往復は、名神高速道路のハイウェイバス使用。確か往復が3500円ほどで一番安く名古屋にいけました。
車両も国鉄、名阪近鉄高速、日本急行と3社それぞれ個性があり、今より本数も多く便利でした。
朝のバスで10時頃に名古屋について、夕方18時ごろのバスで京都に帰ってました。

名古屋では支線を乗ったり、神宮前で写真を撮ったり…記念すべき名古屋初遠征の写真の一部が出てきました。
この時は、まず蒲郡に向い、国鉄で豊橋に移動。当時あった高速(自由席専用の特急)で神宮前に戻って撮影。
3400芋虫が来るまで待って、犬山往復。というコースでした。残念ながら後半のネガは出てこない…

三河線の吉良吉田行。今では廃止になった碧南~吉良吉田間を走破する電車。知立にて。
この時は西尾線経由で吉良吉田に出ましたが、今思えばこいつに乗って三河線経由にすれば良かった。

3730系HL車、昭和39年から製造された車体更新車。車体のみ新製で、足回りは戦前製の木造HL車のものを流用。
それでも、2扉の転換クロスシート車でした。名鉄の駅ホームは結構遅くまで行燈式の行き先表示板が残り興味深いものでした。

西尾線~名古屋本線~犬山線の岩倉行。多分、新安城で撮影。

昭和23年製、運輸省規格型の3800系。旧型では主力クラスのAL車ですね。

新安城発蒲郡行きは、旧特急車でした。

昭和26年製、当時は特急に使用された3850系。固定式のクロスシートを備えたAL車です。
固定式ながらなかなかのすわり心地で、蒲郡線に入ると海が見えたりなかなかいいものでした。

お粗末な写真ですが、西尾線内で行き違い電車が流線形「いもむし」でした。いきなりだったので慌てて撮影。

西尾線からはるか尾西線まで運用される普通電車です。
3400系(愛称いもむし)は流線形が世界的なブームだった昭和12年製のAL車。愛称いもむしの理由は説明不要。全く見ての通りです。

名鉄巡りの第一の目的は3400系いもむしに乗ることでした。
当時4編成しかない希少車だったのですが、このあと神宮前まで戻った後、豊明行普通でやってきました。
1時間少々で戻ってくると踏んでひたすら待っていると、犬山行き普通で折り返してきました。当然乗り込みました。
昭和12年製とは思えない優秀な車両で、転換式クロスシートは快適。残念ながら写真が出てきません。
待っている間に神宮前駅で撮った写真の中で、ネガが残っていたものは…

写真左は7300系「似せパノラマ」。立派な釣り掛け式AL車です。

先に載せた3800系の車体を、パノラマカー同等の車体にのせ替えたもので、
固定窓+空調装置+転換式クロスシート。釣り掛け式の旧型電車では最も豪華な装備でした。

そして3400系いもむしと対をなして語られることが多い、850系(愛称なまず)。

やはり流線形ブームの昭和12年製のAL車。いもむしよりももっさりしたデザインが特徴。
後ろの2両は7300系似せパノラマカーでした。車体デザインや接客設備に差があっても、性能が同等で混結可能なのです。

さて最後は釣り掛け式ではないですが、時代の空気を示す写真です。
どけよホーン♪を鳴らしてやってきたパノラマカー特急同士のすれ違い。

左の岐阜行きは7000系。白帯の特急専用特別整備車両。
右の河和行きは7500系一般車。7500系は7000系と比較して低床(結果的に屋根も低い)ので、運転席の出っ張りが大きいのが特徴。
パノラマカーの全盛期。パノラマDXはデビューしていたもののパノラマSuperはデビュー前です。
趣味的に見れば、新型~旧型が混じって活躍していた、名鉄の黄金期の写真でした。

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