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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第四ヤンゴン熱鉄記 (17) 東海色キハ47

2016-09-14 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 RBE3026 (キハ47 6003) は、正面のナンバーが剥がれて良い感じです。



 日々発展するヤンゴンを支える東海色キハ47+48。貫通扉閉め状態♪



 RBE3024 (キハ47 6001) を先頭に、灼熱の午後1時台を行く。



 側扉を開放してくれれば、キハ47の車内は涼しくなりそう?

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 このたび、私もいつもお世話になっております日本人アジア鉄趣味界の重鎮の方が、ヤンゴンに赴任されるはこびとなりました。正式な発表はいずれ落ち着き次第、ご本人からなされるものと存じますが、何はさておきこれは鉄道趣味の世界も含めた日緬両国のつながりにとって大いなる慶事と言えましょう!
 そこで……私自身としましては、とりあえず向こう2~3年ほどヤンゴンでは車種面で余り大きな変化は見られないと推測し、来年の春は別の未訪問の国に行ってみたいものだと思案していたのですが、これは何やら表敬訪問する必要が……(^^;
 というわけで、そんな偉大な節目を記念しまして、東海色キハ47の画像をアップ致します。既に東海色キハ47がデビューしてから久しく、何を今さらのレタッチですので、最早新鮮味が全くないのは恐縮ですが、あくまで「レタッチしないと何時まで経っても放置したまま」という状況を避けて備忘録とするため……ということでスミマセン。

秩父狂の宴2016 (4) デキ107+東急

2016-09-13 00:00:00 | 保存・園内・特殊車両


 昨日は夕方6時半頃に帰宅して、何も考えずにNHKの首都圏ニュースを見始めたところ、東武の鬼怒川SL運行に向けた準備作業が全国の鉄道会社の支援を受けながら進められている云々、という特集をちょうど放送中で、JRHからC11が南栗橋に届いた話ですとか、秩父鉄道鉄道部長氏自らもご出演されてのSL運転士訓練の話などを扱っていました。かつてSL王国であった東武がSL運行を中止して以来はや半世紀、全く失われていた伝統を復活させるのは並大抵の話ではないことが分かりますが、同時に、SL客の奪い合いになるはずの秩父や大井川が積極的に東武のSL運行に協力しているのは、各社単独ではSLの伝承に資金・技術面での限界があるためで、東武という大会社の参入は心強く、競争しながら協力したいという思いで一致しているようです。う~ん、良い話ですね……(*^^*)。



 というわけで、去る5月の秩父広瀬川原ヲタ祭りの画像がまだまだあったことを思い出しまして (^^;)、全然SLとは関係ありませんが、今年の広瀬川原まつりにおける裏の主役No.1であったシーンをアップしたく存じます。まさに秩父&東急かけもちヲタ垂涎の、デキ107+部品取り8500系の連結シーンです!!
 しかし残念ながら、最近は秩父鉄道のELそのものが余り気味である中、デキ107はついに今年に入ってから廃車の憂き目に遭っており、塗装そのものは約2年前に塗られて美しい状態であるにもかかわらず、もう二度と自走することはありません……。折角のヒサシ付きボディだというのに……。まぁ、デキ108は現役ということで、107の部品も活用しながら末永く活躍して欲しいものです。そして今後、このようなシーンがパン上げ状態で演出されるとしたら、いずれ大量廃車となることが決まっている東急8500系が追加7000系として入線する場合でしょうが、いやいや……最近は陸送に変わったのでしたっけ (-_-;)。そんなことに思い当たるにつけ、ますます107+8500の珍編成シーンは貴重なものと思えるのでありました。今回のヲタ祭りの終了後に、チョコバナナデキが早速動き出して入換を行うまでは、きえふにいさん様と「実はこのシーンが今回最も美味しいシーンで、夕方から飲むビールが美味いぞぉ……」などと語り合ったものです (笑)。

第八ジャカルタ炎鉄録 (6) 下町を走る単機

2016-09-11 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 タンジュンプリオクに出入りする貨物列車が増えたとなれば、港に至る濃いぃ貨物線を通る列車も増えた……ということで、今回電車でタンジュンプリオクを訪れた際には、貨物線の脇にひしめくカンプン (下町) と罐の組み合わせも激写してみました♪ 果たして何時貨物列車や単機が通過するか全く分かりませんが、待っていれば1時間に2~3回は必ず何かしらやって来るようですので (極めて大雑把な感触ですが ^^;)、退屈ということはありません。



 それに何と言っても、このカンプンの雰囲気が超絶品♪ 臨海鉄道系・トワイライトゾーン系鉄ヲタの血が熱く煮えたぎるというものです……。今回はここで単機しか撮っておらず、長大貨物は撮っていないのですが、まぁ両脇の空間的余裕が全くないですので、どちらで撮っても同じでしょうか (笑)。コンテナ長大編成がこの区間を最徐行で通過する場合、巨大なコンテナの壁が数分間も目の前を遮りつづけ、しかも逃げ場がないことになりますが、そんな圧迫感を味わってみたい方にはお薦めです (^^;)。しかし個人的には、いつかここで日本からの中古電車を撮ってみたかったりします……。

第四ヤンゴン熱鉄記 (16) 最新客車14100形

2016-09-10 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 客車区から出て来た5Upがゆっくりとヤンゴン駅に入線。



 アッパークラス客車・BDUEZ 14116。窓が見事にOrdinary……。



 普通客車・BDTEZ 14124。椅子以外は完全にアッパーと同じ。



 長大編成がマンダレーへと北上して行きます。

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 今年に入って新塗装DF2000とともに登場した中国中車・四方工場製の新型客車は、従来からのミャンマー国鉄客車の基本構造に倣いながらも、何と!空気バネ台車を装備して登場し、ミャンマー最速の看板列車である5Up・6Downに投入されています。これはすなわち、1950年代に日本から輸出された客車で構成された豪華急行列車「ダゴンマン」のスジに他ならないのですが (勿論線路状態の悪さから、年々遅くなったことは否定できないでしょう)、それでは果たしてこの最新空気バネ急行列車が往年の日本製「ダゴンマン」に比肩しうるかどうかについては、疑問の余地がかなり大きいように思います。何故なら、この新型客車編成は食堂車や寝台車を全く連結していないのみならず、回転リクライニングのアッパークラス客車の窓割りがボックスシートのオーディナリー客車と全く同じであるという……。景色を眺めようとしても見事に柱の部分に当たってしまう超ハズレ席が出現してしまったのみならず、前後の客がブラインドを下げて自分は景色が見えないという「日除け冷戦」が勃発しやすい環境も揃ってしまったわけですが、そんなことを気にするのは鉄ヲタと外国人バックパッカーくらいのもので、一般のミャンマー人は逆に「俺の席は最初から日除け完備でラッキー♪」と思っているのかも知れません。それほど直射日光は強烈ですから……。
 ともあれ、最新車両の名が廃る超テキトーな事実に驚愕しつつ、車番を仔細に確認してみますと、
何と!従来でしたら等級ごとに全く別の形式を立てるはずが、この客車についてはアッパーとオーディナリーを問わず、完全に14100番台の続き番になっているではありませんか (@o@)。
 その意味するところは、ミャンマー国鉄の中の人ではありませんので良く分かりませんが、勝手に推測するにつけ……2015~2016年の新造車であるにもかかわらず空調を省略している今回のアッパークラス新車は、数年後のヤンゴン~マンダレー高速化完成 (本当に実現するのか?) による日本製電気式DCの投入後、フツーのオーディナリー客車に格下げされるのかも知れません。そして椅子は、従来の細かい窓割りのアッパークラス客車に転用とか……? 中国中車は最近、タイ国鉄に空調付きの優等客車 (しかも2等寝台はプルマン風)を輸出し、さらには中国国内向けに膨大な数の空調客車を製造した実績があるわけですから、いくら何でも中国中車側が「ミャンマーの優等客車にはこの程度のテキトーな車両で良かろう」と考えたはずはないでしょう(ウリナラなら、ソウルメトロ→ハロンエクスプレスという前科がありますので有り得ますが w)。というわけで個人的には早くも、この「ショボいアッパークラス客車」の今後に注目せずにはいられません (→マニア過ぎ ^^;)。

鉄コレ伊豆急8000系をN化する

2016-09-08 02:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 最近発売された鉄コレといえば、東急8000系改め伊豆急8000系の存在を忘れるわけには行かないでしょう。最近東急8000系といえば、伊豆急ではなくジャカルタで悩殺されてばかりの私ですが、「一年じゅう伊豆のなつ」な8000系を掌の上で転がす幸せも実に良いものだと思いますので、リリース発表と同時に予約を入れてゲットしたことは言うまでもありません♪
 さて、今回発売されたのは、以下の陣容になります。
*TA-5 クモハ8155 (先頭化改)=モハ8205 (WC)=クハ8015
*TB-5 クハ8005 (WC)=モハ8105-クモハ8255 (ちょんまげ)

 本来東急8000系は、クハ8000とデハ8100 (制御器有)・8200 (制御器無) というシンプルな構成となっており、これに加えてデハ8300・8400といった1Mの後発組もあったものの、まぁ有り体に言って8000/8100/8200が揃えば4・6・8連を自由自在に組むことが出来ます。しかし伊豆急譲渡にあたっては、2M2Tの4連はすぐに組めたものの、それだけではJRE伊東線内や混雑時の輸送需要には対応できず、さりとて6両固定編成ではシーズンオフや早朝夜間の寂寥たる状況に輪をかけてしまいますので、2Mの付属編成が用意され (1本目は1M1T→すぐに2M化)、先頭車が足りない分はのっぺら顔の中間車が改造されています。今回のブツではクモハ8155 (2枚目の画像) がそれにあたり、急行灯とアンチクライマー、それに正面窓下の飾り帯がありません。



 また、モハ8200は制御器がありませんが、デハ8100の車体とデハ8200の部品を組み合わせて、パン付きのモハ8200が登場しています。またクモハ8250のパンタは増設であることから、クモハ8250は乗務員室用の空調とパンタ設置スペースとの兼ね合いで、ちょっとお間抜けなちょんまげシングルアームパンタと小型クーラーがアクセントとなっています。それがまた良いのですが……(*^^*)。その後、2M2Tの基本編成と2Mの付属編成ではパワーのバランスが悪いこと、及び2Mでは閑散時に下手をすると短すぎることから、編成替えで2M1Tの編成が2種類 (TAとTB) 生まれて今日に至っています。

 今回の鉄コレでは、既にある東急8000系の金型をベースとして、そんな伊豆急8000系のマニアックな形態を細かく再現していることに好感を抱きました♪ とくに、クモハ8255のキュートなお間抜けさといったら……(o^O^o)。
 そして、個人的な好みにより、クモハを両端に出した6連とするべく、クハ2両は真ん中で向かい合わせることにしたのですが、登場当初の4連の雰囲気を楽しんでみたくなることもあろう……ということで、カプラーはボディマウント式TNとしてみました。スカートは省略していますが……。
 そのスカート、正面窓パーツで支持するようになっているため、取り外しはパッケージに要領が記されている通り、少々ややこしいものとなっています。まぁ、余り順序を守らなくても、取れるときにはポロッと取れますが (^^;
 最大の問題は……あくまで歴代の鉄コレ東急8000/8500系の基本設計を引き継いでいるため、窓パーツが実に外れやすく、組み直すときになかなかスッとうまく嵌まらないことでしょうか (時間を食われまくってストレス -_-メ)。幸いにして私が購入した個体は、屋根の端が浮くという現象はなかったのですが……。