
先日、会社の若手研修旅行の引率役として伊豆に行ってきたのですが、まあ基本的にはこの手の旅行らしく往復とも貸し切りバスで、東京からどの列車で伊豆急or伊豆箱根へ向かおうか……という選択の余地は当然ございませんでした (苦笑)。しかし、単に非鉄旅行で行って帰ってくるだけではつまらないということで、いくらか鉄分濃い目の温泉旅行となったのでした。
まず訪れたのは、修善寺温泉の西にある庭園テーマパーク「虹の郷」。何でも、市町村合併で発足した伊豆市 (この新市名、すっごくまぎらわしいのですが…… -_-;; 他に「伊豆」を冠した自治体がひしめいているもので……) の前身のひとつ・修善寺町が英国・カナダの地方都市と姉妹都市提携をしていたとかで、なかなか立派な英国風庭園が広がっています。
そして、ここ虹の郷の目玉は、英国で今も盛業中の公営地方鉄道「ロムニー&ディムチャーチ鉄道」と「レイブングラス&エスクデール鉄道」をコピーした園内ミニ鉄道!! 日本国内の一般的なナローゲージは、軌間30フィート=762mmですが、何とその半分しかない15フィート・381mmしかないという狭さです! これ以上狭いと、近代鉄道技術興隆の祖・英国では「模型」扱いなのだとか……(^^;
というわけで、私は訪れる前、「どうせ遊園地の乗り物とイイ勝負なのでは……」と思っていたのですが、今回の研修旅行企画者の「おっとっとさん、これはマジでオススメっすよ!」というお言葉 (→当然その方も鉄分濃厚なので虹の郷を予定に組み込んだという……^^;) は間違っていませんでした。単に車体が非常に小さいだけで、信号や踏切設備なども極めて完璧に整っており (→日○信号製でした)、その精巧さは単に園内のエンドレスループ線を走らせておくだけではもったいないと思うほど!

いちおう、この園内鉄道にはSL2両・DL2両が在籍しているとのことですが (日本国鉄C11のミニチュア版もあるものの、調子が悪く客扱い運用には入らない模様)、閑散とした平日、しかも雨……ということで、SLはクラの中で寝ており、DL「ジョン・サウスランド2世号」が赤い客車を引いてグルグル走っておりました。最初「SLじゃないのか……」と思いましたが、如何にもアトラクション然としたSLよりも、何やらこちらの方が、鉱山などの産業用鉄道向けDLが人車を牽引しているようで、濃いぃ味わいがあるのではないかと思います (^^;;)。
そして、スラムドアの客車に乗り込みますと、車内はニスの香しさに包まれ (^o^)、DLの本格的なうなりと小刻みなジョイント音に酔いしれている間に、自転車以下のスピードの約10分の旅はあっという間に終了……! いや~降りるときには後ろ髪引かれる思いでした (^^;
こんな感じで、井川線や北勢線よりもはるかに小さいながらも本格的な列車の世界にハマってしまった私 (^^;)。そのうち、丸瀬布・成田ゆめ牧場・小松児童公園などなど……の保存ナロー鉄道や、能勢妙見山の能勢電直営ミニ鉄道にも行ってみたいという思いがムラムラと湧き上がらずにはいられません (爆)。そして、本家英国では軌間381mmなのに40km/hでカッ飛ばすそうで……そんなジェットコースターを上回る恐怖を味わってみたいかも (^^;;;
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
恐らく保存鉄道に関する調べ物をされていたのだと存じますが、虹の郷ロムニー鉄道を扱った記事自体が残念ながらまだまだネットでは少なく、それで拙ブログがヒットすることになるのでしょうね (^^;
この列車、台糖小火車と比べても全然小さく、客車などは背が高い場合身をかがめて乗るような世界ですが、単に園内にあるだけでれっきとした鉄道車両であることは疑いなく、エンジン音も走行音も素晴らしいです! 特に観光オフシーズンの平日でしたら、最高の録音環境で楽しめることと存じます (^^)。
そういえば……箱根登山103+107も、いつカルダン化されてもおかしくなく、伊豆箱根1100系 (元西武701系) もじきに親会社から新101系をもらってくるのではないかと予想しています。185系も恐らくあと数年でしょうし……。5年経ったら箱根・伊豆界隈の車両地図も相当変わっているような気がします。是非お早めにどうぞ……。
おはようございます、レスヘのレス、どうもありがとうございます!
ロムニー鉄道も良いのですが、最近の大きな変化といえば……日本では木曽谷の林鉄が徐々に線路を延ばしたり、台湾では平渓煤礦のトロッコが復活したり……といった話題もありますね。ただこれらも、資金繰りや保守次第でいつどうなってしまうか分からない……というわけで、早めに回らなければと思うところが多すぎるのが悩みの種です (汗)。
登山電車は、103+107が上手い具合に運用に入っていることをお祈り申し上げます……(入生田で寝ていることも珍しくありませんので)。