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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

夕暮れ色の中を爆走する武蔵野線205系

2019-02-26 00:00:00 | 国鉄型車両


 これまで事業者限定鉄コレは民鉄モノばかりで、国鉄・JRは距離を置いているようなところがありましたが、それがついに打ち破られ、本日からJREの駅ナカコンビニNew Days において、JRE管内の電車先頭車コレクションがブラインド方式で発売されるとのことです。しかし正直……本当に「うっ、マジ?これ欲しい」と思えるのは、長野のスカ色クモユニと新潟の湘南色クモヤだけで、他は全て先頭クハ1両ということでは編成にならないのではないかと……。完全に、先頭車を飾って楽しむだけのコレクション・トイと割り切るしかないのでしょう。しかしそれにしても、山手線田の字205系クハや701系の盛岡色クハが、このように中途半端なかたちでリリースされてしまいますと、山手線にしても盛岡にしても、編成で鉄コレ化してくれ!と思っている多くのヲタは、少なくともさらに数年待たされることになることを考えるにつけ、やっぱり最初から編成で出して頂きたいものですが……。先頭車をお子様にバラまいて将来の鉄模ヲタを増やしたいという目論見なのでしょうが、果たして当たるのか? (そんなお子様にとってはそれこそ「クモユニ?クモヤ?何それ?」でしょうし)。



 それはさておき、こうしてJREが事業者限定鉄コレ化してしまうほど、205系はJRE管内において過去の車両となりつつあり、最後の牙城のひとつである武蔵野線においても結構209系が増えたな……という印象を抱いております。とはいえ、まだそれなりに205系が来るのも事実です。そんな折も折、先日ちょっとした野暮用で浦和近辺を訪れましたので、折角の機会だということで帰りは武蔵野線~府中本町~南武線経由で帰ることにしまして、サクッと一発連写したのち、VVVF+交流モーターといえどもブッ壊れそうな走行音で首都圏の外郭を飛ばしまくる205系を大いに満喫しました。今回鉄コレ化されたのは元山手車ではなくメルヘン顔ではありますが、こんな感じで撮って間もなく鉄コレのニュースも知ったものですので、これも何かの運命か、と思っております。もっとも、編成として揃えるのであれば、KATOからいずれメルヘン顔も出ることでしょうし、果たしてどちらが先にリリースするのでしょうか?
 一方の実車ですが、ジャカルタでは急行電車の廃止以来、最高速度は概ね80~90km/h台と思われ (70~80km/h台でダラダラ流すことが多い)、100km/hを超えることはまずない (もし超えるとしても滅多にお目にかかれない)……という印象です。今なら当たり前のように楽しめる凄絶な走りも、今後もっと209系に置き換えられれば遭遇の確率は下がりますし、完全にジャカルタに輸出された後は過去のものになるでしょう。ヲタが大して集まっていない今こそ、武蔵野線205系を楽しむ最後の旬なのです。
 

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