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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

大井川鉄道、春から本数半減・・・

2014-02-03 00:00:00 | 地方民鉄 (東海道)


 ここのところ元京阪3000系の引退にからんでヲタ向けイベントを盛んに打っている大井川鉄道。京阪3000は個人的に最近富山で見過ぎているのみならず (汗)、大井川というところは神奈川県央からですと「小田原から静岡まで新幹線に乗るのは、あの頻繁停車からして馬鹿馬鹿しすぎる。しかし東海道の乗り継ぎも面倒臭い」というわけでなかなか足が向かないところですので、全然通わないまま時間ばかりが過ぎ……。そして新年も何だかんだで、週末は仕事気味のためヲタイベントもパスしている今日この頃なのですが (滝汗)、そんな折も折、大いに意表を突かれる寂しい話題を知るに至りました。『静岡新聞』が伝えるところによりますと、この3月の改正から、客が少なすぎるため普通列車の本数を半減させるとのこと……。



 既に大井川鉄道の本数は、日中の「乗って撮る」訪問が非常にやりづらい程度まで減らされており、それもまた大井川を訪れようという意欲を削ぐ心理的要因にもなっているのですが、今後新金谷~千頭間が14往復から7往復になるとしたら、一体どうやってあちこちで途中下車して撮り鉄すれば良いのかと……。これはもう「乗って撮る」訪問の場合、車両撮影は新金谷と千頭での駅撮りしか考えられないかもですね……。
 京阪3000を廃車にするのち代替車両の手当てが今のところ不透明なのも、恐らく減便を見越して保有車両を減らそうということなのでしょうか。距離が40km弱あるとはいえ、一日7往復であれば……3運用+2編成予備という構成で十分間に合うのかも知れません。
 うーむ、電化路線で1日7往復とは……。大川支線や小野田支線、あるいは吾妻線の大前などと良い勝負ですが、まとまった距離で7往復という事例は……廃止直前に朝夕のみ運転となっていた北恵那交通並みなのでしょうか? 日中の病院通院などに支障が出ることが予想されますが、沿線の途中まで島田市になった今や、島田市街からのコミュニティバスもあるようで、そちらを利用する方が通院のみならず買い物面でも便利という可能性もあります。というわけで、天浜線沿線と比べてもはるかに過疎であると思われる中、人口減と社会経済環境の変化がまとめてしわ寄せとなって押し寄せているのかも知れません。今後に向けた地元との協議会設置も申し入れられているようですが、もしかすると……そもそも電化自体を止めて、天浜線と同じく単行の軽快DCを1時間間隔で走らせる方がはるかに現実的で沿線客をつなぎ止め得るサービスなのかも、という気もします。
 いずれにせよ、今後10年間のあいだに、全国の他のローカル私鉄・三セクでも似たような展開が予想されるわけで、多忙でなかなか訪れる時間もないヲタのはしくれとしては、何とかこれ以上悪い方向にならないよう祈りつつ、そのうち井川線と合わせて久しぶりに乗り鉄してみようかな、と思うのみです。

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