
昨日はマヤ文明の暦における世界最後の日ということで、特に歴史上たびたび終末論がはびこり凄まじい流血が起きたこともある異朝C国ではすったもんだの大騒ぎだったようですが、ノス○ラダムスの大予言が思い切りハズレたことで免疫が出来ている本朝にとってはそんなの関係ありません (笑)。況んや昨日は、鉄道車両というかたちで本朝皇統の万世一系性を天下に遍く知らしめる (?) E655系のN模型が発売された日なのでありますから (私が予約分を受け取るのは今日これから ^^;……肝心のE655-1がまだ出ないことは何とも残念!)、ラッキーアイテムに護られた我々ジャパニーズ鉄ヲタは一体何を恐れる必要があるのでしょうか?
というわけで、E655と同じく葡萄色で準流線型の車両として、70系全金茶坊主なるインチキ妄想車両を作ってみましたのでアップしてみます~(^^;)。
さてこの師走、自室の畳を交換したのですが、その際に部屋中の家具や荷物をごっそり動かしたことから (滝汗)、「この際なので所謂断捨離を推進しよう」と思いまして、数年以上死蔵された状態の時刻表やDJ・RJなどの雑誌をバンバン処分! (かくして手持ちの雑誌の大部分は、資料性が高いRP誌やRMライブラリ等に集約されつつあります) そして、模型いじりの泥沼にハマる過程で必然的に増えて行く仕掛品や改造種車の類につきまして、「あれれ……あれは何処へ行ったかな?」と探すために時間を食う機会も増えていましたので、KATOやTOMIXの空き箱を活用した「見える化」を大々的に推進し、とにかく「あの車両をいじろう」と思いついたら迅速にブツにアプローチ出来るような作業環境を整備したのでした。

そこで……出るわ出るわ、仕掛品や種車の類が! (超爆) とにかく、GMのキットや鉄コレをどんどんいじって行かないと危機的な状況にあり、あるいは別の見方をすれば、既に素材はしこたま揃っている以上、今後しばらくは大して買い物をせずとも車両いじりで遊ぶことが出来ることが明らかになったのでした (汗)。
というわけで、速攻でいじって満足出来そうな一品として、今でも一部量販店にて在庫の山が築かれている鉄コレ70系 (阪和快速色) に目を付けまして、全部バラして車体をシンナー池にドボン! その後はGMの葡萄色2号をサクッと吹き (嗚呼……単色塗装って何てラクなのでしょうか! ^^;)、適宜インレタを貼り、幻の全金茶坊主4連が出来上がったのでした!
国鉄70系電車といえば、多くの方がすぐに思い浮かべるのはスカ色や新潟色でしょうが、一部京阪神緩行用として葡萄色とされ「茶坊主」と呼ばれたのもまた有名な話。そこで私も以前、半鋼製茶坊主を作ってみたものですが、国鉄釣掛式電車新造史の最終盤に現れた全金属70系はタマ数が少なく、確か茶坊主として配置されたものは存在しなかった……と記憶しております。しかし、窓枠が美しく輝くアルミサッシパーツを眺めるにつけ「これは茶坊主にすると必ずや怪しげなカッコ良さを魅せるに違いない」と思ったものですし、確か以前N誌 (そのまんま ^^;) でも全金70系を茶坊主化した事例が載っているのを立ち読みで眼にしまして「をっ、なかなか良い」と製作意欲を煽られたのでした。そこで、阪和快速色を買い増しておいたのですが、しばらくは放置 (^^;;)。今回の大掃除にあたりようやく着手したという次第です。結果は……ご覧の通り超惚れ惚れモノ♪
いっぽう、モハ72970の葡萄色バージョンも2両に増殖させたのですが (葡萄色が1両きりでなくなった時点で妄想決定! ^^;)、全金茶坊主70系の中間に組み込むことによって、地方幹線のラッシュ輸送用として1980年代以後も延命した姿を勝手に想像するのもまた楽しからずや……ですね。貫通路扉の別塗りは、お手軽工作につき省略しています。悪しからず……(^^;)。
さて、このように新年から古い記事にコメント申し上げ、たいへん申し訳ないのですが、この記事についての大ニュースを本日元旦に仕入れてしまったのです!驚かないでね(爆)!
なんと!
全金茶坊主は実在したのです!
車番はクハ76305。
昭和41年の数ヶ月間、スカ線から借り出されたものにぶどう色を塗り、京阪神緩行で走ってたとのこと。もちろん、有名な茶坊主たちは昭和30年ころ全廃されてますからこれとはまったく別系統での存在です。
また詳しくは報告致す所存ですが本日帰郷し、40年ぶりに会った京阪神緩行沿線芦屋在住の大先輩からの信頼に足る情報です。
同線ではモハ70(全金ではない)の茶色は昭和51年の最末期まで存在し、それはもちろん見たことも乗ったこともあるのですが、全金クハは記憶になかったもので遅い報告となりスミマセン!
ではでは、本年も昨年同様、なにとぞのよろしくをお願い申し上げるものです!
こんばんは、こちらこそ新年あけましておめでとうございます! m(__)m 昨年は、猛烈な勢いでヒートアップして行くイヌ101様の鉄模時評に、しばしば腹がよじれるほどニヤリとさせて頂きました (笑)。年末には某巨大掲示板でも大いに注目され、新年特別企画もまさに初・黒い笑いと表現するにふさわしい内容をアップされるなど……こちらこそますます眼が離せません。何卒よろしくお願い申し上げます! m(_ _)m
さて、全金茶坊主ですが……まず電車の中でスマホをいじりがてらコメントを拝見して「まじっすか!!」と大声を上げそうになりました (新年初恥かきの危機 ^^;)。そこでググッてみましたところ……本当にクハ76305は茶坊主化された唯一の実車だった旨の記述が複数! これで、私のへっぽこ塗装工作も、純粋な妄想に過ぎないということはなくなりました……(笑)。
とはいえ、選んだインレタ車番は305ではありませんでした。ハズレです……(宝くじみたいですね ^^;)。
う~ん、湘南顔で側面のアルミサッシをギラギラさせながら快走していた全金茶坊主……本当にナマで見てみたかったですね。もっとも私、昭和41年の時点ではまだ細胞分裂によって精子となる以前の段階ですが (爆)。
全金モハの実車はやはり存在しなかったようで、したがって全金茶坊主の編成美は相変わらず妄想に過ぎませんが、とりあえず207系や321系が人気挽回のために葡萄色一色となったら撮ってみたいものです (正面が完全ウグイス色ではない山手E231のリバイバル・ウグイスはインチキだ!と思う私です)。