新古今和歌集の部屋

洞庭秋月 瀟湘八景為相歌 甘露寺篤長筆コレクション


甘露寺左大弁宰相篤長卿

  洞庭秋月

あきにすむみづ

 すさまじくさよ

    ふけて

 月をひたせる

  沖のさゞ
      浪



秋に澄む水凄まじく小夜更けて月を浸せる沖津さざ(しら)浪

23 x 21 センチ (全体)

【甘露寺左大弁宰相篤長】
公卿。規長の子。仕えて従一位権大納言に至る。文化9年(1812)歿、64才。
【烏丸中納言光祖】
江戸中・後期の公卿・歌人。烏丸光胤の次男。侍従を経て正二位権大納言に至る。文化3年(1806)歿、61才。

平成29年2月25日 八枚陸點貳七

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