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新古今和歌集の部屋

新古今和歌集聞書下巻 雑歌上 俊成 花此世光

 

 

 

 

 

         俊成

てる月も雲のよ所にて行廻る花ぞ此世のひかりなりける

世間に光のある物は月花の二ッ也。さりながら月は上界をめぐり

一天世界を照らす物なれば此世の物とも云難し。然れば此下

界にての光は花にしく物あらじと云事。哥にて摂政殿下

を花によそへてよめり。入道前関白太政大臣家哥合の歌也。

 

 

※出典は、新古今和歌集注(高松宮本)。ただし、 
世間に光の有物は月花の二也。月は上界をめぐり他の世界を照らす物なれば此世の物ともいひがたし。此下界にての光ははなにしく物あらじと也。摂政殿を花によそへたる也。
と若干異なっている。

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