OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●資格別周波数制限撤廃は将来性がある、の考察。

2024年03月25日 | アマチュア無線

講習会の学科試験で取得できるアマチュア無線(第一級を除く)。最近、特に感じるのは『これって、原付バイク並みやないか?』です。第一級の試験は難しいものの『ヘンテナ』が出題されるような昨今。ほとんど『オワコン』と言えます。今後、激減するであろう『上級ハム』の補完を考えたら『等級ごとの周波数許可範囲を撤廃すれば?』と思います。10・14MHzが『ニアマ以上の特権』みたく扱われていますが、カムバックニアマの現状をみたら『脳みその中身は四級レベルのままちゃうんか?』。確かに、国が定めた試験に合格するのは大事ですが、HFの運用状況を観察すれば『出力』を『資格別に制限したまま』で『条件付き許可』を下ろした方が、将来性があると感じます。

【写真:カムバック組は、再び命を吹き込まれた『ゾンビ』みたいやないですかね?】
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◆Digitalモード限定免許もアリちゃうかね?。
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以前『通信憲章が試験科目に入っている3アマに10・14MHzを開放したらいい』と書きました。

 

これ、けっこう『反響』をいただきました。

極論すれば『どうせ、今のカムバック・ニアマもCWできないやろが!』です。

実際の運用の中身は『FT8を軸にしたDigitalモード』が中心です。

 

運転免許証みたく『免許の条件』を付加したら?。

 

例えば、4・3アマに周波数の制限をなくすとします。

・出力は、資格別のまま(4級:10W、3級:50W)

・電波形式は『Digitalモードに限る』

 

これだけでも『ちょっとした活性化』が見込めるでしょう。

 

特に、サイクル25がピークアウトした頃に、

団塊の世代が『大量廃局・閉局』します。

この現象を仮に『アマチュア無線業界・2030年問題』としましょう。

 

2030年頃は『サイクル25~26への転換期』で『ボトム期』です。

 

大量な廃局や閉局は『ただの現象』に過ぎません。

しかし、数字の上では『確実に減少する現象』です。

別にオヤジギャグやダジャレを吹いているのではありません。

 

困るのは『無線業界の人たち』です。私は、何も困りませんよ。

 

ハイバンドの電波が飛びにくい『ボトム期』に、

それも、アマチュア無線家人口も激減。

そのような『アマチュア無線業界の氷河期』に、

誰が『アマチュア無線をやろう!』とか、

嬉しがって『上級資格を取ろう!おー!』なんてしますかね?。

 

無線業界が氷河期になれば『専門誌』も『休刊』になるでしょう。

 

要するに『アマチュア無線をやる「きっかけ」がなくなる』のです。

そもそも、若い世代は『アマチュア無線自体「知らない」』のですから、

潜在的な休眠顧客である『4アマ』の『掘り起こし』しかありません。

 

タクシー業界ですら『自家用車のライドシェアが認可される時代』です。

 

別に、アマチュア無線が減っても、

私らは『さほど、困ることはない』のです。

困るのは『アマチュア無線業界』でしょう。

 

・無線をやる人が減ったら

・無線機もアンテナも売れない→経営不振→債務超過→倒産

・無線雑誌も売れない→休刊→経営不振→債務超過→倒産

・無線連盟も会員数が激減→内部留保の食いつぶし→経営不振→解散

・無線機屋さんは→過剰在庫→経営不振→債務不履行→倒産

 

要するに『完全にオワコンになる』ということです。

 

昨今の体験制度みたいな『中途半端』な制度で『誰が無線をやろう!』と思うか?、です。

 

上級者のシャックに無資格者がやってきて、

連絡設定を済ませれば、無資格者でもハイパワー体験ができる時代です。

しかし『そんな体験なんて、3日も経てば、おおかたが忘れる』ものです。

 

制度設計自体が『時代遅れ』です。

 

そこを『見直す』ということをやらなければ『衰退の一途』でしょう。

カムバック組の会話で『真空管RIG』の話題がよく出てきます。

私は、これこそが『ジジイの懐古趣味で時代遅れ』と感じます。

HFの無線機はIC-7300とかを使っているクセに、

TS-520がどうしたこうした・・・。

 

液晶の地デジを見ながら『ブラウン管時代はよかったなぁ』とか言わないでしょう。

 

Digitalモードに限定した『資格別の周波数制限』を『撤廃』した方が、

業界的には『長続きする』と思います。

これとて『対処療法』でしかありません。

 

要するに『誰がムセン業界を支える受け皿になるのか?』という視点で、

考えないといけないのです。

 

タクシー業界が雇用の受け皿業界であるように、2024問題の時短実施でライドシェアが認可されます。

 

まあ、アマチュア無線なんて『娯楽のひとつ』に過ぎませんから、

10・14MHzの『Digitalモード限定免許状』を発行したら?。

初級・中級免許で『国際バンド』に出たところで『大きな問題は起きない』です。

 

むしろ、ハイパワー局に押されて『上級を目指す人が掘り起こせるかも?』。

 

要は『免許状』の『備考』欄に・・・

・10・14MHzについてはDigitalモードに限る・・・と書けばいいだけの話です。

 

FT8やFT4なんて『定型文』のやり取りです。

せいぜいTxマクロ機能を使って『短文』を付けるだけ。

14MHzのDigitalモードでQSOパーティに出る局なんて、ほとんどいないでしょう。

だから、下級資格者に許可を下したところで『何が問題なん?』です。

 

人口減で『困るのは、無線業界でメシを食っている人たち』です。

 

JARLの執行部などは『定年退職後のボランティア』ですから『町内会』みたいなもんです。

JARLの理事さんたちは、わいわいがやがや『騒ぐのが好き』なだけ。

そのうち、体力も落ちて『JARLの役員なんて辞めるわあ』が『オチ』です。

 

あの中国ですら、プロパガンダ目的で下級資格者にDigitalモード限定でHF出させているじゃないですかね。

 

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!


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