地球温暖化が進行した今世紀末には、日本列島の南の太平洋を流れる黒潮の流速が最大30%も速くなり、関東以西の太平洋沿岸で海水温が3度前後上昇するとの予測結果を、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)と東大、国立環境研究所(茨城県つくば市)の共同研究チームが、21日発表した。
同機構の坂本天研究員は「日本南方でふ化し、黒潮に乗って成長するサンマの生息域が変わるなど、漁業への影響が懸念される」としている。
高性能スパコン「地球シミュレーター」を用いた成果で、米地球物理学連合の学会誌に掲載される。
研究チームは、最新のモデルを用いて、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在の約2倍に高まった2100年ごろの状態を予測。日本周辺の海水の動きがどのように変化するか調べた。
河北新報 2005年7月21日
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同機構の坂本天研究員は「日本南方でふ化し、黒潮に乗って成長するサンマの生息域が変わるなど、漁業への影響が懸念される」としている。
高性能スパコン「地球シミュレーター」を用いた成果で、米地球物理学連合の学会誌に掲載される。
研究チームは、最新のモデルを用いて、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在の約2倍に高まった2100年ごろの状態を予測。日本周辺の海水の動きがどのように変化するか調べた。
河北新報 2005年7月21日
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