全国市民オンブズマン連絡会議は10日、大分県別府市で開いた全国大会で、全国の自治体が04年度に発注した公共工事の平均落札率のランキングを公表した。都道府県で最も低かったのは宮城県で78.6%。長野県(83.1%)、滋賀県(83.9%)が続いた。全国平均は94.0%。最も高かったのは熊本県で98.2%だった。政令指定都市では横浜市(84.5%)が最も低く、さいたま市(97.7%)が最も高かった。
落札率は予定価格に対する落札額の割合で、低いほど工事費が節約できたことになる。
連絡会議によると、談合がしにくいとされる一般競争入札を導入している宮城、長野両県など、入札改革に取り組む自治体が低かった。全都道府県と政令指定都市が宮城県並みの落札率になったと仮定すると、総額3533億円が節約できたことになるという。
全工事に占める落札率95%以上の工事の割合を「談合疑惑度」として連絡会議が集計した結果では、都道府県では(1)富山(2)山梨(3)北海道(4)宮崎(5)熊本(6)沖縄(7)佐賀(8)島根(9)山口(10)千葉の順で疑惑度が高かった。
連絡会議は、都道府県と政令指定都市では予定価格1億円(東京都は3億円)以上の工事7897件を対象にした。同ランキングの発表は今年で3回目。
朝日新聞 2005年9月10日
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落札率は予定価格に対する落札額の割合で、低いほど工事費が節約できたことになる。
連絡会議によると、談合がしにくいとされる一般競争入札を導入している宮城、長野両県など、入札改革に取り組む自治体が低かった。全都道府県と政令指定都市が宮城県並みの落札率になったと仮定すると、総額3533億円が節約できたことになるという。
全工事に占める落札率95%以上の工事の割合を「談合疑惑度」として連絡会議が集計した結果では、都道府県では(1)富山(2)山梨(3)北海道(4)宮崎(5)熊本(6)沖縄(7)佐賀(8)島根(9)山口(10)千葉の順で疑惑度が高かった。
連絡会議は、都道府県と政令指定都市では予定価格1億円(東京都は3億円)以上の工事7897件を対象にした。同ランキングの発表は今年で3回目。
朝日新聞 2005年9月10日
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