神奈川県は13日、県立がんセンター(横浜市旭区)の非常勤の男性医師(34)の自宅マンションから、患者らの個人情報が入ったノートパソコンが盗まれたと発表した。同センターで過去約20年間に手術を受けた2176人のがん患者の氏名や手術内容などが保存されていたという。
県によると、パソコンは医師個人のもので、消化器外科の患者の病状や手術後の経過などが記録されていた。11日深夜、同区内の自宅に帰宅した医師がパソコンや現金が盗まれているのを見つけた。
医師は論文を書くために上司からデータの入ったメモリーを受け取り、自宅のパソコンにデータを保存していたという。県では患者の個人情報を病院から持ち出す場合、自分のパソコン本体への保存を禁止していた。
神奈川県では昨年9月にも別の県立病院に勤務する職員宅で同様の被害があった。県は「再びこのようなことが起きて申し訳ない。体制見直しの徹底を図りたい」としている。
日本経済新聞2005年6月13日21:00
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県によると、パソコンは医師個人のもので、消化器外科の患者の病状や手術後の経過などが記録されていた。11日深夜、同区内の自宅に帰宅した医師がパソコンや現金が盗まれているのを見つけた。
医師は論文を書くために上司からデータの入ったメモリーを受け取り、自宅のパソコンにデータを保存していたという。県では患者の個人情報を病院から持ち出す場合、自分のパソコン本体への保存を禁止していた。
神奈川県では昨年9月にも別の県立病院に勤務する職員宅で同様の被害があった。県は「再びこのようなことが起きて申し訳ない。体制見直しの徹底を図りたい」としている。
日本経済新聞2005年6月13日21:00
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