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私物PCが感染、原発検査資料がネット上流出

2005年07月22日 14時54分05秒 | IT・インターネット
 経済産業省原子力安全・保安院は22日、原子力発電所の検査資料など5種類のデータがインターネット上に流出したと明らかにした。

 データが保存されていた保安院検査官の私物パソコンがコンピューターウイルスに感染し、流出が起きたとみられる。核物質防護に関連する重要データは含まれていなかったとしている。

 先月、三菱電機子会社社員の私物パソコンから原発の保守・点検データが流出し、電力会社などに対し、実態調査と情報管理の徹底を求めた矢先だけに、保安院自身の危機意識の甘さが問われそうだ。

 保安院によると、先月10日に寄せられた匿名のメールに基づき調べたところ、東京電力・柏崎刈羽原発や関西電力・美浜原発などについて検査手順を定めた国の検査要領書など5種類が流出していた。5種類のうち、2種類は外部非公開の資料だった。流出時期ははっきりしないが、資料は2000年から02年にかけて作成されていた。この検査官のパソコンにはファイル交換ソフト「Winny(ウイニー)」が入っていた。

 保安院では、資料を持ち出し私物パソコンで仕事をすることについて、具体的な情報管理の規則がなかった。今回の失態を受け、<1>持ち帰りには上司の了承を受ける<2>ファイル交換ソフトの入ったパソコンは使用しない<3>ファイルにパスワードをかけて流出しても閲覧できないようにする――ことを決めた。

 三菱電機の子会社の社員のパソコンから、北海道電力・泊原発などの保守点検データがネットに流出していたケースでも、社員は「Winny(ウィニー)」を使用していた。

読売新聞 2005年7月22日

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