日本海側を中心に巨大なエチゼンクラゲが大量発生し、漁業被害が相次いでいるため、独立行政法人水産総合研究センターは26日、大型クラゲの侵入を防ぐ工夫を紹介した「漁具改良マニュアル」を作成、各都道府県や漁協に配布した。
エチゼンクラゲはかさの直径が約1メートルにもなり、船の後ろで漁網を引いて魚を捕る底引き網のほか定置網などで一度に数トン単位で掛かるため、タイやスズキ、ズワイガニなどの漁獲量が減る被害が報告されている。
マニュアルでは、底引き網の場合、魚が集まる網の後方部分の手前に1マスの幅が約20センチの格子を設置。魚は格子をくぐり抜けて後方に集まり、クラゲだけが格子に引っ掛かって網の外に排出される仕組みを紹介し、実験では漁獲対象の魚が約2割減ったが、クラゲの約9割を排出できたという。
河北新報 2005年8月26日
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エチゼンクラゲはかさの直径が約1メートルにもなり、船の後ろで漁網を引いて魚を捕る底引き網のほか定置網などで一度に数トン単位で掛かるため、タイやスズキ、ズワイガニなどの漁獲量が減る被害が報告されている。
マニュアルでは、底引き網の場合、魚が集まる網の後方部分の手前に1マスの幅が約20センチの格子を設置。魚は格子をくぐり抜けて後方に集まり、クラゲだけが格子に引っ掛かって網の外に排出される仕組みを紹介し、実験では漁獲対象の魚が約2割減ったが、クラゲの約9割を排出できたという。
河北新報 2005年8月26日
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