遊就館に行きました。
遊就館は明治15年に軍事博物館として開館されました。館内には戦役関係品が展示され、日本の近代史を学ぶことが出来ます。
ガラス張りの1階ホールには復元された零式艦上戦闘機が展示されています。
ここで800円の拝観料を払ってエスカレーターで2階に上がります。
展示室に入る前に映画を見ました。「私たちは忘れない」というタイトルで、日清・日露戦争から大東亜戦争までをドキュメンタリータッチで描いた映画でした。
出だしの音楽にXジャパンの「Say Anything」が流れます。
これが映像とマッチしていてびっくりしました。
おばあちゃんが特攻で飛んでいく飛行機を回想するシーンでは胸が熱くなりました。
映画が終わって館内が明るくなると、ハンカチで涙をぬぐっている人が何人もいました。
続いて展示室に入ります。展示品に見入っていたら、後ろで韓国語の話し声が聞こえてきました。
外国からの見学者も多いようです。日本人だって今風の若い人も来ていました。
展示品の中に、10代の特攻隊員の遺品がありました。
達筆な文字で書かれた手紙を読むうちに涙があふれてきました。
とても二十歳前の子供が書いた文章には思えません。
彼らは礼節を重んじる教育を受け、素直な気持ちのまま散っていったんです。
特攻についての見解はいろいろあります。でも、そうした歴史があって現在があるんです。
是非親子で見学してもらいたい施設だと思います。
出口近くで空腹感を覚えて時計を見るともう2時近くなっています。
もう少し見ていたかったのですが空腹感には勝てず、茶房「結」で「海軍カレー」を食べました。
名前に釣られて食べたんですが、はっきりいってまずかったです。
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