1911(明治44)年に日本靴新報社から発行された新選日本製靴大観という本です。
この本は当時欧米で流行ったデザインを集めたもので、紳士靴だけでなく婦人靴や子供靴も収録しています。
新選日本製靴大観は現在国会図書館のデジタル資料で見ることが出来ます。
実はこの本にダブルモンクと思われる靴が載っています。
一般的にダブルモンクは1945年に英国のウィンザー公(エドワード8世)がアビエイター(飛行士)ブーツを元にジョンロブに注文したのが起源と言われています。
新選日本製靴大観は1911年発行なので、ウィンザー公が注文する34年も前にダブルモンクは存在していることになります。
ではダブルモンクは誰が発明したのかは分からなくなりましたが、私はどこかの町の靴屋さんが思い付いたデザインではないかと思ってますが…。