宮城県仙台市にあった東北製靴株式会社のカタログです。
詳しい年代は不明ですが、1920〜30年代頃でしょうか?
仙台に軍靴が入って来たのは1873(明治6)年に
仙台鎮台が置かれた頃と言われており、その後
浅草から本杉喜代松がやって来て手縫い靴の製造が始まったのが1884(明治17)年。依田西村組から改称した桜組の工作場も設けられました。
1889(明治22)年に
市制施行で仙台市が誕生すると、桜組や浅草などで靴作りを覚えた職人が靴店を開いて行ったそうです。
その後1901(明治34)年に仙台靴同業組合、1916(大正5)年に仙台造靴同業組合が設立されました。
裏面は採寸シートでした。