日本古靴資料館

日本の靴の歴史についてのデータベースですが、まだ未完成ですので気長にお待ちください。

ミヤコ靴店のストレートチップ

2018-10-31 14:58:00 | 日本の古靴

東京・銀座のミヤコ靴店のストレートチップです。


私の調べではミヤコ靴店は、今の銀座ミヤコビルの場所(東京都中央区銀座5丁目6番地)にありました。

ミヤコビルは1977(昭和52)年7月の竣工なので、靴店の閉店は1976年頃でしょうか?


ソールが薄いのでハーフラバーを貼っています。


お馴染みのHYZEXヒール。


ソールが薄くても矢筈仕上げ。


ビスポーク物だと思いますが、革も作りも華奢で繊細です。


高崎製靴の外羽根キャップトゥ

2018-10-30 15:15:00 | 日本の古靴

群馬県高崎市の靴メーカー、高崎製靴の外羽根キャップトゥです。


ビスポーク物で、石原さんという方が注文したそうです。


ソールはメイジ・リクソンと日本皮革のレザーヒールが付いている珍しい物です。

デッドストックで入手しましたが、既に履いてしまっているので、この記事は昔撮った画像も使っています。

メイジ・リクソンのソール

日本皮革の鳳凰印

外羽根のキャップトゥは古くから日本の靴の定番デザインで、特に50年代の既製靴によく見られるデザインでした。

高崎靴店のレイジーマンシューズ

2018-10-28 15:48:00 | 日本の古靴

東京・築地の高崎靴店のレイジーマンシューズです。

高崎靴店は現時点で1962年~1982年までの存在が確認でき、築地3丁目交差点の以下の場所にありました。
残念ながら現在建物は取り壊されています。

マッケイ製法で作られたビスポークで、勿論矢筈仕上げです。


HYZEXのヒールは何故か東京の靴店でよく使われています。


インソールが取り外せるのは日本の注文靴によく見られる仕様です。
サイズ調整が簡単に出来るようにするためではないかと思います。


日本製靴 New Lookのストレートチップ

2018-10-28 09:47:00 | 日本製靴(リーガル)

日本製靴のオリジナルブランド、New Lookのストレートチップです。

コバは矢筈仕上げ。

靴紐が付いていましたが、セルが付いていないので紐が通せません。

ソールはニッピで「PAT.NO. 232297」の刻印があります。

ヒールはVクリート付きのレザーヒール。

この靴は日本製靴(リーガル)が特許を持っている「ファッジ式製法」で作られています。
底面に飾りを入れるところまでがファッジ式製法。

この頃は既製品でもカールエッジは当たり前の仕様でした。


50年代製とのことですが、サイズ表記が文数ではないので、58年頃の製造だと思います。