日本古靴資料館

日本の靴の歴史についてのデータベースですが、まだ未完成ですので気長にお待ちください。

ニッピサービスセンター

2020-05-16 16:02:30 | 日本皮革(ニッピ)


日本皮革は1958(昭和33)年から靴販売のアンテナショップとして「八重洲口サービスセンター」を運営していました。

1963(昭和38)年に経営が鳳凰事業株式会社に移管され、その後神戸市、高知市、1966(昭和41)年には東京駅八重洲地下街に開設されて4店舗となりました。

その後1970(昭和45)年に八重洲口サービスセンターは日本製靴に譲渡されてリーガル八重洲店となり、1972(昭和47)年には八重洲地下街のニッピサービスセンターも日本製靴に譲渡され、八重洲地下街店はKENT&REGALとなりました。

1974(昭和49)年に神戸、高知のニッピサービスセンターも閉鎖となり、鳳凰事業株式会社は靴販売から撤退しました。
























(画像は1960年頃の神戸市元町にあったニッピサービスセンター)


日本皮革 オリンピアのキャップトゥ

2018-10-23 18:17:00 | 日本皮革(ニッピ)



日本皮革のオリジナルブランド、オリンピアのカーフ&キッドスキンのキャップトゥです。



低い爪先でスクエアトゥ。
一見微妙な形ですが、履いた方がかっこよく見える不思議な靴です。



ハンドソーンウェルト製法で、インソックが合成皮革なので60年代後半~70年代位の物だと思います。

日本皮革がニッピに社名変更したのは1974(昭和49)年の2月1日ですが、日本皮革時代にもニッピという商標を使っているので、ニッピだからと言って74年以降とは限りません。

日本皮革はニッピサービスセンターという直営店があったそうで、オリンピアはここで販売されていたのでしょうか?

以下の画像は1960年当時の神戸・元町のニッピサービスセンターです。