JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

自己主張の野蛮性側面

2007年11月14日 | Weblog
自己主張とは するべき事として おれは育って来てしまった。末っ子らしい ちゃっかり精神からか、作家を志望しての目立とう精神なのか。おれのパートナー相方は対極する程に奥ゆかしくて、彼女の そんな局面に出合う度に 自分の図々しさや 自己主張のふさわしい在り方について 考えるのです。お祭りイベントでの出来事、風船で何でも作ってくれるパフォーマンスを見つけた彼女は 眼を輝かせて風船さんの前へ。はきはきした小1くらいのお嬢さんが、花と指輪を作って貰った上に まだねだっている。大人の人もいいですよ の声に、おれが 耳が凄く長いウサギを注文!初めての体験に嬉しくて興奮してしまいました。待っている間、水に手を入れて冷たくなった~と、さっきの少女がおれの所に来て手を出して暖めて!?って見知らぬおれに言うのです。そんな中 ウサギが完成して、遂に待ちに待った彼女の番!という段になって「もう何を頼むか わからないから いい」と いつの間にか眼の輝きが消えていました。後で聴くと 小さいのに堂々と自己主張する少女に圧倒され 風船の注文も出来ない今の自分、更には自分が少女の頃 初めて会う他人に触れる事すら出来なかったのを 思い出してしまった様です。二人でいると 自然におれが先に主張してしまうのも問題です。これは言い訳ですが 興奮して周りが見えなかったのは事実で、無理をせず気を使い過ぎないスタイルを強引に実行している おれが、彼女を勇気づけてる つもりで 同時に傷つけている事も多いのです。それでもお互いに惹かれ合って一緒にいるので 中和しつつあるのですが、三つ子の魂は根強く 人間はそれほど簡単に変身したりしないのです!出来る人は変身し続けられるでしょうが!理想的には「誰よりも眼を輝かせて風船作りを見ている彼女に気付いてもらう」のがいちばんでした。競争の激しい大陸からの 野蛮とも言えるワイルド思考の自己主張が 生き残る為に良い事だ!と当たり前になりつつある中、彼女の様なジャパニーズビューティーな思考に興味のあるおれは考え込んでしまうのです。「野蛮に人を押しのけてまで主張して何かを手に入れたくは無い」これは欲の強さの問題では無く美学 スタイルの思想で 当たり前に金や欲に走る現代の病気の処方箋に繋がる希望を含んでいるのです。泣けてきます。


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