JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

まど・みちを

2007年06月15日 | Weblog
「まど・みちを」さんを尊敬しています。意識したのは小学校の教科書の「つけもののおもし」からです。あらゆる存在の賛美を、童謡や子供にも伝わる詩で教えてくれます。(ぞうさん,白ヤギ黒ヤギの郵便,ポケットのビスケットが増える唄が有名です)2000年を迎える頃、巷では「宇宙へ宇宙へ」という浮ついた流行がありましたが、おれは反発した気分で「まど・みちを」の蟻の影を見てここも宇宙である事を知る詩を、強く必要な思考だと考えました。今もそれは続いていますが、ろはす等とは違います。宇宙の話となると世代的にもガンダムが例えに出て来てしまいます。意識を宇宙に解放して重力に縛られないニュータイプを強要するシャアと、重力に体も魂も引かれる力を認めるニュータイプのアムロ。この議論はマニアには果てしないものになってしまいますが、おれはアムロ派で、だからシャアは完全なニュータイプになれないんだよ!という持論です。が、シャアのような起爆剤がなければアムロの様な大事な事に気が付けない愚かな人間を物語っているので必要な人ですが...。話を戻すと、原始時代や縄文時代の方がよっぽど宇宙を飛んでいたのではないか?という感覚なのです。その時に自然愛とか地球愛というのは違ってしまうとおれは考えています。原始時代の人が襲ってくる火山や津波やジャングルを愛していた訳がない!無意識な自然や宇宙に少しでもなじもうという時にLOVEなんてエゴは絶対気持ち悪がられます。「ありがたや」と「だーい好き」は全く違います。だから近年のエコこそ人間の醜さで、ファックロハス!と誤解を恐れず言いたいのです。ディズニーに代表されるアニミズムなファンタジーの「擬人」というのは落着いて考えると人間中心の野蛮な思考かもしれないよね。解り易いし、自分と対等になるけれども相手を強引に自分に似た姿に引きずり出しているから、偉そうで歩み寄る姿勢が見えません。っとは言っても好きなんだけどね!その辺の強引さが無いのが「まど・みちを」の素晴しいところなのです。まめがあったらまめのまま存在を認めている!決して目や口を勝手に付けたりしない!そんな絶妙なバランスで存在の賛美を表現出来ている人がなかなかいないのです。「愛は地球を絶対救いません!」何でも愛に結び付ける人間の野蛮さが、喧嘩する暴力よりも醜く感じてしまう時がたまにあります。

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