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神子畑鋳鉄橋と神子畑選鉱場を見学しました。

2020-08-16 06:16:00 | ぶらり散策
先日、国道312号線を走行中、羽淵鋳鉄橋で休憩、駐車場にある、説明看板を読んでいると、神子畑鋳鉄橋の事も書いてあり、どうしても現物が見たくなり、予定を変更し、神子畑鋳鉄橋を見に神子畑川を上流へと車で走りました。

川沿いを走っていると、鋼鉄製の橋の様なものを見つけました。
水道橋の様にも見えましたが、途中で切れています。

山の谷ににも同じ鋼鉄製の配管川あります。土砂で半分ほど埋まっていました。
どうやら、土砂を止める堤防の役目を果たしているようです。


配管の堤防のすぐ近くに、トンネルの中様なものを見つけました。
ブロックが積み上げられふさがれていました。後で分かったのですが、神子畑選鉱場から播但線の新居の駅まで鉱石運搬や村人の移動様のトロッコ電車が走っていた後の様です。


さらに川を上流に走ると神子畑鋳鉄橋がありました。狭いですが駐車場もあります。
神子畑鉱山で採鉱された鉱石を、生野の製錬所へ運ぶために架けられた、5本の鋳鉄橋のひとつで、国の重要文化財に指定されています。明治18年の架設で、日本最古の鋳鉄橋であり、鉄橋としても日本で3番目の古さを誇ります。
橋の長さは約16m幅は、3.7mです。
神子畑から生野までの馬車道は約16キロ、当時それぞれ構造の異なる5つの橋が架けられていましが、現存するものは、神子畑鋳鉄橋(橋長16mの一連アーチ橋)と羽渕鋳鉄橋(橋長18mの二連アーチ橋)の二つのみであり、ともに美しい洋式橋の姿を残しています。神子畑鋳鉄橋は国の有形文化財に指定されています。
神子畑鋳鉄橋、川に降りてじっくり見学しました。アーチ型の姿が美しく、構造も力学的に考え作られていると感じました。

神子畑鋳鉄橋は日本に現存する鉄橋としては三番目に古いとされるが、一番目の大阪の心斎橋(明治6年)は錬鉄製であり、二番目の東京の弾正橋(明治11年)は錬鋳混用である。したがって本鋳鉄橋は全鋳鉄製の橋としては日本最古の橋となります。

昭和54年に国県の補助を受けての調査工事、昭和57年9月から昭和58年7月31日まで保存のための解体復元の大修理が行われたそうです。
橋を渡ると、策と扉があります。扉を開けて中に入ることが出来ます。徒歩で鉱石を運搬した馬車道を歩く事が出します。

神子畑鋳鉄橋から上流に2km弱登ると、神子畑選鉱場があります。明延鉱山の選鉱施設として建設された選鉱場です。

神子畑選鉱場も、かつては鉱山として繁栄した時期があり、その歴史は古く、800年頃から鉱山として開拓されていたそうです。

山の斜面を利用した機械選鉱場はその規模・産出量ともに「東洋一」と言われていたそうです。

現在は鉄筋コンクリートの基礎構造物と、選鉱場の上下を結んでいたインクラインの跡が残され、

現在は史跡公園「鉱石の道神子畑ステイション」として整備されている。

ケーブルカーの線路跡なども残っています。
山の斜面の神子畑選鉱場跡、まるでコンクリートで出来た要塞の様です。

明延から神子畑までをつないでいた「明神電車」も展示されています。

山の中のトンネルを走り、山の反対側の明延鉱山まで走っていた電車です。

今は、線路も撤去され、トンネルも崩れて走ることが出来ないそうです。

ここから、明延鉱山まで22㎞、車で40分ほどで行けるそうです。

鉱山の見学は毎週日曜日に坑道も見学出来るそうです。予約は必要と、説明を受けました。

ムーセ旧居 明治5年に生野鉱山で造られた外国人技師ムーセの住居宿舎です。
平成19年には近代化産業遺産として認定された。現在、中では神子畑選鉱場が稼働していたときの模型や写真を見る事ができます。
写真家の織作峰子氏の写真も展示されていました。

 


鉱石の道神子畑交流館 神選 6月29日(月)にオープンしたそうです。昭和50年代頃の神子畑周辺を再現したジオラマや、明治27年頃の神子畑山神宮の神輿など間近で見ることが出来ます。

お土産物ショップもありました。

明延鉱山のジオラマも展示されています。
山の反対は、神子畑です。 山を抜けるトンネルを電車で走り鉱石を運搬
神子畑選鉱場のジオラマです。写真を見るより当時の様子が伝わってきます。

神子畑に向かう道を車で走っていると突如現れる小さなトンネル跡があります。

神子畑選鉱場と新井駅を繋いでいた新神線の平野隧道跡です。

神子畑で選鉱された銅鉱石については生野製錬所を経由せず、新神線で新井駅へ、さらに播但線で飾磨港に運ばれ、直島製錬所へ海上輸送された。

現在、トンネルはコンクリートで封鎖されていました。

日本遺産 鉱石の道 色々勉強する事が出来ました。

 

次は、明延鉱山の見学を予約して散策したいと思います。