Life style

なんでもない普通の日常を綴っています。
お時間のある方はお付き合いください(*^^*)

角が折れた・・・

2007-11-09 23:34:19 | 雑記
・・・私もおちてます・・・

事の発端は昨日、ラオウが帰宅してからかかってきた担任の先生からの電話。

「下校状況で確認したいことがありますのでラオウさんに代わってください」

ドキッ
またなんかやらかしたな!!

ラオウに代わると別の部屋へ行って、なにやらお友達とケンカでもしたようなことを説明している。(耳ダンボ状態)

そのまま電話を切ってしまったので、何の確認だったのか先生に聞くことも出来ずに直接ラオウに何があったのか聞いてみると・・・

・4~5人の男の子と下校中に他のクラスのAちゃんといっしょになった
・Aちゃんを仲間に入れるかどうかで口論になった
・男の子の誰かにAちゃんを叩くように言われたので、ラオウがその辺にあったホウキでAちゃんを叩いた

ということだった。

もちろんそれを聞いてこっぴどく叱りましたよ。
自分が同じことを言われたりされたりしたらどんな思いがするか。
まして女の子を物で叩くなんてとんでもない!
「○○くんが叩けって言ったから」なんて言い訳にもならんわ!

ラオウは叩いた後に謝ったと言っていたけど、今日学校へ行ったら、もう1度みんなでちゃんと謝りなさい!と言って今朝は送り出しました。

えぇ、この時はまだ事の重大さを知らなかったんです・・・


今日ラオウは担任の先生といっしょに帰宅して来ました。
先生が昨日の出来事を詳しく話をしてくれたのですが、そのAちゃん・・・
ラオウに叩かれた時にケガをしていて、かなりの出血があったらしく病院へ行ったそうなのです。
縫うほどではないけど、額に2箇所傷が入ってテープで止めている状態とか。
傷自体はそれほどひどいものではなかったようなのだけど、頭なので血がたくさん出て、帽子や水筒や服や靴にまで血がついていたそう。
先生が現場を見てきたら大きな血の跡が残ってたって・・・

眩暈がして倒れそうでしたよ。
あまりのショックに。

ラオウが叩いた後にすぐに謝ったっていうのも変だな、と思ってたの。
きっと血が出たからさすがにびっくりしたんだわ。(他の子も)
いつもだったらちょっと叩いたくらいですぐに謝ったりしないもの。

つーか、そんな話全然聞いてない!!
「叩いた」っていうだけで、ケガまでさせていたなんて思いもしなかった!
しかもそのことだって、先生から電話があって始めて知ったし、自分からは絶対に言わなかったと思う。
いつもと変わらない様子で平気な顔して帰ってきて。
今日先生と話している時もヘラヘラ笑ったり、足を上げたりして全く反省の色が見えない。

私はただひたすら先生に「ご迷惑おかけして申し訳ありません」と頭を下げ、先生が帰ってからはしばらく放心状態。

とにかく先方へ謝罪に伺わなければならないので、教授に今日は早く帰ってきてもらうように電話しようと思ったら、先生に手渡されたAちゃんちの電話番号にかけちゃってるし。(動揺してる)
心の準備もないままAちゃんのお母様とお話・・・
思ったより冷静に対応してくださって、ご主人が帰宅される頃に伺う約束をして電話を切ったんだけど、もう泣きそう・・・
でも夕方はかきかたもあるし泣いてる場合ではない。

(今日のおけいこは殺伐としていたかも・・・みんなごめん;;)

かきかたも終わってひと段落ついたところで、我慢できずに号泣。
この感情をなんと表したらいいのかわからない。
悲しいのか情けないのか悔しいのかふがいないのか・・・

帰ってきた教授が驚いて「何で泣きよん!?」と聞いてきたけど、そんなの自分でもわからんわ。

ラオウに対して腹が立っているのも事実だけど、これはきっと自己嫌悪だ。

普段からもっと真剣にラオウの話に耳を傾けていれば・・・
ちゃんと話が出来る空気を作ってあげられたかもしれないのに・・・
きっと言っても怒られるだけ。叩かれるだけ。そう思ったんだろうな・・・
そうやってなんにも言わない子に私がしてしまったんだな・・・

鬼の目にも涙。
さすがに角も折れました・・・
怒る気力もなくただ号泣です。

トキとケンシロウは心配して何度も「どうしたん?」と頭をなでてくれます。
ラオウは自分のせいだと思っているのか、私がいる部屋には近づきません。

謝罪に伺うのにトキとケンシロウを連れてでは落ち着いて話もできないので、Kくんちに預かってもらおうと電話で事情を説明すると、Kくんママに「ラオウくんにとってはママが泣いてる姿が1番堪えたと思うよ。怒られるのにはもう慣れちゃってるだろうからね」って言われた・・・
そうだね、もう最近は怒ってもあんまり効果がないもん。
そのことにいちいちイライラしてストレスがたまってどうしようもなくなる時があるんだけど、「この子はこの子で別の人格。思うようにはならない」と諦めることも大事だよね。
そうわかっているのに、なかなかそれができない・・・


20時頃、シュンとしているラオウを連れてAちゃんのお宅へ謝罪へ。
玄関先で怒鳴られるくらいの覚悟で行ったんだけど、ご両親ともとてもよい方で冷静に落ち着いてお話してくださって、こちらの謝罪を受け入れ許してくださいました。

Aちゃんのお父様のお話・・・
「私たちの頃は友達とケンカなんて日常よくあることで、学校の先生も“やらせときなさい”って感じだった。
それが今の学校ではそういう揉め事を極力避けるようにし、先生も生徒を叩かなくなった。
それで今の子は他人の痛みがわからなかったり、手加減が出来なかったりする。
ラオウ君、ケンカするのはいい。手でやりあったりするくらいならおじちゃんは何も言わない。でも物を使って人を叩いたりしたらダメだよ。」と。

優しくラオウに諭すようにお話してくださいました。
ありがたいことです。
本当にその通りです。

「謝りにきてくれたからもういいよ」と。

Aちゃんもとっても元気そうで、「別になんともないよ」と明るく話してくれて、帰りには「ラオウくんバイバイ~!」と大きな声で見送ってくれて・・・
本当にホッとしました。

でもAちゃんの傷がそれほどひどくはなく、ご両親もとても理解のある良心的な方だったということは運がよかったと思わなくては・・・

ひとつ間違えれば取り返しのつかない大変なことになっていたのです。

担任の先生には「男の子ですから、まだまだこれからですよ」と苦笑いされ、教授にも「1度くらいこういうことはあるさ。これでラオウもわかったやろ」と言われ、ちっとも慰めにはならないんだけど、とりあえず今日のところは落ち着きました。

でもね、うち、これがケンシロウまで続きますから!

こう見えてメンタル面で弱いところがある私;←落ち込みやすく考えすぎるA型
子供が悪さするたびに号泣してたら心も体ももちません!

人様にケガを負わすなんてことは初めてでパニック状態でしたが、ケンシロウの頃には「またか」なんて具合になるんでしょうか・・・

何があっても冷静に対処できるように心身ともに強い母にならなくては。

子育てについてまたまた考えさせられる1日でした。
(長くてすみません!)